ピエール・ガスリー、医師の助言を受けメディアデーを急遽キャンセル
スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは医師の助言に基づき、F1第16戦イタリアGPの開幕を前にしたメディアセッションを急遽欠席。トラックウォークもキャンセルした。
チームによると体調不良との事だが詳細は明かされておらず、フリー走行や予選・決勝を含めた週末の各セッションに参加できるのかについては分かっていない。
当初ガスリーは9月8日(木)の現地14時よりホスピタリティで、現地15時35分よりプレスカンファレンス室で各々、メディアからの質問に応じる予定であったが、いずれも欠席が発表された。
仮に欠場を余儀なくされた場合、FIA-F2選手権に参戦するリザーブドライバーのリアム・ローソンが代理候補の一人となるが、今週末のモンツァではF1のサポートレースとしてF2の第13戦が行われる。
ドライバーズランキング5位のローソンと首位フェリペ・ドルゴヴィッチとの点差は114ポイント離れており、タイトルの可能性はチャンスは既に潰えている。ただ、所属先のカーリンはMPモータースポーツやARTグランプリと僅差での首位争いを繰り広げている。
レッドブルのリザーブドライバーを務めるセバスチャン・ブエミというオプションもあるが、今週末は富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)での6時間レースが控えており、ブレンドン・ハートレー、平川亮と共にトヨタGR010 HYBRID 8号車をドライブする予定となっている。
モンツァはガスリーにとって非常に思い出深い地だ。2020年のイタリアGPでガスリーは、赤旗中断を含む波乱のレースを制し、キャリア55戦目にして念願の初優勝を果たした。
ガスリーは週末に先立ち、AT03がモンツァの特性に合うかどうかは分からないとしながらも「チャンスは必ずあるし、持てるポテンシャルを最大化に引き出さなきゃならない。良い仕事をすれば結果に繋げられるはずだ」と意気込んでいた。
F1イタリアGPは日本時間9月9日(金)21時からのフリー走行1で幕を開ける。