レッドブル・ホンダ、開幕戦に向けて63日ぶりにファクトリーを再開
レッドブル・ホンダは6月12日(金)、63日ぶりに英国ミルトンキーンズのファクトリーを再稼働させた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による財政面へ打撃を最小限に抑えるべく、F1は今年、2020年シーズンのサマーブレイクをロックダウン最中の春先へと前倒ししていた。
シャットダウン規約は、風洞やCFDシミュレーションの使用、車両・テストパーツ・工具の製作及び開発ならびに車両の組み立て作業、そして設計・開発に従事する従業員や外注による作業の一切を禁じており、この間、オフィスの大部分は空っぽとなる。今季は期間そのものも9週間に拡大された。
レッドブル・ホンダは日本GPの開催中止発表の直後、ソーシャルメディアを通して人っ子一人いないファクトリーの様子を収めた動画を公開し、オーストリアでの開幕を3週間後に控えてァクトリーを再開させた事を明らかにした。
Our factory was still for 63 days… But in just three weeks time we will be on track again! 👊🏁 It feels good to be back 😁 #ChargeOn pic.twitter.com/3qfSL1bqLY
— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) June 12, 2020
ライバルのメルセデスAMGとスクーデリア・フェラーリは既に仕事を再開させており、7月5日の開幕オーストリアGPに向けて着々と準備を進めている。シルバーアローは今週2日間に渡ってシルバーストンでテストを消化。跳馬もまたシュピールベルクへと飛ぶ前に、フィオラノに旧車を持ち込んでテストを行う見通しとなっている。
姉妹チームのアルファタウリは開幕前にプライベートテストを計画しているようだが、マックス・フェルスタッペンは旧車を使ったテストはあまり意味がないとしており、レッドブルはテストを行わずに直接開幕地へと向かう見通しだ。