フェルスタッペン、まさかの31周に終わるも「全て上手くいった」バルセロナテスト《5日目》
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは27日のF1バルセロナテスト5日目で午前の走行を担当するも、ウェットパッチに足を取られてスピン。ターン5のグラベルに捕まり身動きが取れなくなった。この影響でセッションは赤旗中断となり、走行時間を失ったフェルスタッペンは僅か31周に留まった。
砂利に足を取られたRB16は、ピットから駆けつけたメカニックたちによって目隠し用のカバーがかけられ、トラックに積み込まれてガレージへと運ばれていった。昨夜の雨で濡れていた箇所にラインを取ったのがスピンの原因だった。
セッションを振り返ったフェルスタッペンは、望んでいたほどは走り込めなかったと認めつつも「全て上手くいったし、望んでいたようにロングランをこなせた」と前向きなコメントを残した。
まさかの31周に終わるも「全てうまくいった」
マックス・フェルスタッペン順位: 6位, 周回数: 31
今日は少しばかり天気が悪かったから、期待していた程は走り込めなかったけど、全体的としてはポジティブな一日だった。エアロレイクを使ってあらゆるデータを集める事が出来たし、そういう意味では全てうまくいった。僕らは日々改善しているし、より多くのことを学んでいる。テストで求めているのはまさにそういう事なんだ。
今週の目標は先週のように大量に走り込む事じゃない。今日は新しいパーツを確認したり、色んな事を試してみる事ができたし、自分たちが望んでいた形でロングランを終える事ができたと思う。結果的にはラップ数が少なかったけど、今日はやりたいと思っていた事を全部やり終えたと僕は思ってる。
映像を見返してみたけど、今朝のスピンは濡れていた部分に足を取られたみたいだね。あの時は全然見えてなかったんだけど、コーナーへのエントリーの際にちょっとラインを選び過ぎたみたいだ!
テスト5日目でトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。これにアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとレーシングポイントのランス・ストロールが続く結果となった。
2020年F1バルセロナテスト最終6日目のセッションは、2月28日(金)現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットで開催される。