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モナコ自動車クラブ、政府コロナ対策に従い施設を無期限閉鎖も「F1モナコGPは予定通り開催」
F1モナコGPを主催するモナコ自動車クラブ(ACM)は3月16日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威の高まりに対して発効されたモナコ政府の公衆衛生令に従い、レストラン、ブティック、チケットオフィスを無期限で閉鎖すると発表した。
既報の通り、モナコ政府は14日に、スーパーマーケットや食品市場、薬局、タバコ販売店、新聞販売店、ガソリンスタンド、銀行を除いた商業施設の閉鎖を含む政令を発効。ACMもこの措置に従って関連施設を休業とした。
事実上、事業活動が制限された状態ではあるものの、ACMは16日の声明の中で「3月12日付の公式プレスリリースに記載の通り、グランプリ・ド・モナコ・ヒストリーク(2020年5月8日~10日)及びF1(2020年5月21日~24日)は現在、当初の計画通りに開催される見込だ」と強調した。
F1モナコGPはフェラーリのモーリス・トランティニアンが優勝した1955年以降、一度も途切れる事なく続いてきたが、新型肺炎の予期せぬ世界的流行に伴い、64年連続という記録を以て終わりを迎える可能性が高まっている。