F1中国GPに持ち込まれたレッドブル・ホンダとメルセデスの新型フロントウイング翼端板

レッドブルとメルセデスの新型ウイングに規約違反…予選・決勝でのパフォーマンス低下の可能性も

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レッドブル・ホンダとメルセデスが中国GPの舞台、上海国際サーキットに持ち込んだ新型フロントウイングにレギュレーション違反が発覚した。いずれもエンドプレートの形状に関するもので、旧型への変更を余儀なくされれば、予選と決勝でパフォーマンスが低下する可能性もある。

メルセデスW10の新スペックウイングは、翼端板の上部が斜めに切り落とされたような形状となっている。独Auto Motor und Sportが報じたところによれば、これは側面から見た時にウィングの主要コンポーネントが見えてはならないというルールに準拠していない事が問題なのだという。

確かにテクニカルレギュレーションの3条3項5では、エンドプレートの面積は仮想領域の95%以上を占める事とされており、独メディアが根拠として挙げたのはこの項目であるものと考えられる。

対してRaceFans.netは、他車のタイヤを傷付ける事を防止するための項目に違反しているためだと報道。レッドブル・ホンダが持ち込んだ新たなフロントウイングのエンドプレートもこの規制に反しているとされ、いずれもFIA国際自動車連盟が変更を要求しているという。

2019シーズンのF1ではエアロダイナミクスに大鉈が振われ、前後ウイングとバージボードに関する技術レギュレーションが変更された。いずれもオーバーテイク促進を目的として、アウトウォッシュと呼ばれる後方乱気流を抑制。フロントウイングは簡素なデザインへと変わった。

レッドブル・ホンダは事前予想を覆し、中国GP初日プラクティスでフェラーリとメルセデスに肉薄するスピードを発揮。マックス・フェルスタッペンは、トップタイムを刻んだバルテリ・ボッタスのコンマ2秒落ちとなる3番手で初日を締め括った。

メルセデスはトップスピードではフェラーリに遅れを取っているものの、高速コーナーの通過速度で跳馬を圧倒。レースペースでは全10チーム中、最も有望なタイムを刻んでいた。旧型への差し戻しを強いられた場合、これらのアドバンテージが消滅する可能性もあるだけに、今後の動向に注目が集まる。

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