ウィリアムズの2022年型F1マシン「FW44」とマクラーレン「MCL36」のマシン正面
Courtesy Of Williams / McLaren

マクラーレンとウィリアムズ、F1開幕バーレーンGPを前に早くも門限破り

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マクラーレンとウィリアムズは、3月18日のフリー走行1で幕を開ける2022年シーズンの初戦バーレーンGPを前に、早くもカーフュー(深夜作業禁止令)破りの夜間作業を行った。

FIAテクニカル・デリゲートのジョー・バウアーはウィリアムズのメカニックが水曜の夜から13時間に渡って、また、マクラーレンのメカニックが木曜の夜から14時間に渡ってサーキット内にいた事を報告した。

クラッシュやメカニカルトラブルなど、セッション終了後の夜にカーフューに反して作業を行う事は珍しくないが、まだ1度も走行が行われていない状況で門限を破るのは異例と言える。

2チームがカーフューを破った理由は分かっていないが、恐らくはアップデートパーツの到着が遅れた事に関連する措置とみられる。

F1ではレース週末の作業時間と作業人数を厳格に定めている。昨年までは1シーズンに2回まであればペナルティなしに夜間作業が可能であったが、技術規定の刷新に伴って完全に新しいマシンが導入された事もあり、今季は制限が緩和された。

2022年の深夜作業禁止時間は以下の3つに設定されている。

  • 制限期間1:FP1開始42時間前から29時間前まで
  • 制限期間2:FP1開始18時間前から4時間前まで
  • 制限期間3:FP3開始13時間前から3時間前まで

そして各々の制限期間毎に、シーズンを通して何度かの例外が設けられている。

  • 制限期間1:1シーズンに8回まで
  • 制限期間2:1シーズンに6回まで
  • 制限期間3:1シーズンに2回まで

ウィリアムズが今回違反した制限期間は「1」であったため、年間に許される8回の内の1回を使った形だ。マクラーレンは制限期間「2」の違反であったため、残り5回までは当該期間での時間外作業が許される事になる。

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