スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール、2021年5月22日F1モナコGP予選後
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F1モナコGP:シャルル・ルクレールのポール確定、ギアボックス交換せずに決勝へ

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シャルル・ルクレールがF1第5戦モナコGPをポールポジションからスタートする事が確定した。所属先のスクーデリア・フェラーリは23日朝、ギアボックスの精密検査を終えた。

ルクレールは22日(土)の予選の最終盤に激しいクラッシュを喫した。ギアボックス交換が必要になれば、5グリッド降格の対象となる。

フェラーリは土曜日の夜に初期分析の結果が良好であることを公表。翌日曜日の朝、ギアボックスに「明らかな欠陥はない」事が確認されたため、チームはギアボックス交換の必要はないと最終決定した。

この結果、ルクレール自身とフェラーリにとっての2019年以来となるポールポジションが確定した。

モンテカルロ市街地コースは”絶対に抜けない”と称されるほどオーバーテイクが難しい。ルクレールが母国初勝利を挙げる確率は極めて高い。

「実際モナコでは、かなりの確率で(ポール・トゥ・ウインの)可能性がある事は分かってる」とルクレールは語る。

「無論、僕らが遅ければ後続の連中がアンダーカットやオーバーカットでプレッシャーをかけてくるだろうけど、今週末のように適度なペースがあれば、優勝の可能性は十分にあると思う」

「とは言え、僕はモナコで毎回不運に見舞われているから、落ち着かなきゃね」