表彰台の上で3位トロフィーを掲げるセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年11月18日(土) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル、初の選手権1-2を達成「本当に誇らしい」とセルジオ・ペレス

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セルジオ・ペレスがF1第22戦ラスベガスGPで3位表彰台に上がった事で、レッドブル・レーシングは2005年のチーム創設以来、初めてドライバーズ選手権で1-2フィニッシュを達成した。

ドライバーズタイトルそのものは、セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンの手により、これまでに7度を記録しているが、シーズンの完全支配を意味する1-2を飾ったのは今回が初めてだった。

パドックでセルジオ・ペレスのランキング2位とマックス・フェルスタッペンのタイトル獲得を記念する集合写真撮影に臨むレッドブル・レーシング、2023年11月18日(土) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)Courtesy Of Red Bull Content Pool

パドックでセルジオ・ペレスのランキング2位とマックス・フェルスタッペンのタイトル獲得を記念する集合写真撮影に臨むレッドブル・レーシング、2023年11月18日(土) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)

「チームとして初めてドライバーズ選手権での1-2フィニッシュを達成できて本当に誇らしく思う。僕らにとって歴史的な瞬間だ」とペレスは語る。

「今シーズンは本当に激しい年だった。良い時は本当に最高だったけど、悪い時は本当に辛かった。ドライバーとして人として、こういった厳しい状況から立ち直れた事が、今年の一番の収穫だと思う」

「メンタル的にかなり辛い時期もあったけど、それを全て乗り越え、やり遂げる事ができた。チームと僕を支えてくれた全ての人に感謝したい」

チームメイトのフェルスタッペンはこの日、今季18勝目を飾った。レッドブルは2016年にメルセデスが記録した19勝を塗り替え、史上最多年間勝利20勝を樹立した。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「マックスにとっての18勝目、我々にとっての20勝目、そしてドライバーズ選手権での初めての1-2を獲得する事ができた。本当に素晴らしいシーズンだった」と語った。

ペレスは前日の予選でまさかのQ2敗退を喫し、ポイント圏外11番手からのスタートを余儀なくされたが、セーフティーカー(SC)の導入により大きなアドバンテージを得て、終盤に向けて1-2体制を築いた。

ファイナルラップでシャルル・ルクレール(フェラーリ)に交わされた事で惜しくも2位は逃したが、7位に終わったランキング2位争いのライバル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とのギャップを広げて年間2位を確定させた。

「スタートから本当に激しいレースだった」とペレスは振り返る。

「フロントウイングにダメージを負って、もう終わったって思ったんだけど、最初のスティントのハードタイヤのペースが凄まじくて、それによって争いに戻る事ができた」

「セーフティカーのタイミングは僕らにとって絶好だった。その後は順調で、シャルルを抜いて引き離そうとしたんだけど、できなかった。少し余計にウイングを付けていたからね」

「2位を失ったのは残念だけど、トップスピードが少し足りなかったんだ」

ホーナーは「チェコは素晴らしかった。ノーズの交換によってフィールド後方に転落しながらも、最終的にはレースをリードするまでに追い上げた。2位を逃したのは本当に不運だったが、チャンピオンシップ2位を確保するのに十分な結果だった。彼とチームを本当に喜ばしく思う」と付け加えた。


11月18日(土)にラスベガス市街地コースで行われた2023年F1第22戦ラスベガスGP決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が通算53勝目を飾った。

ヤス・マリーナ・サーキットを舞台とするシーズン最終アブダビGPは11月24日のフリー走行1で幕を開ける。

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