ガレージの中でFP2セッションを見守るローガン・サージェント(ウィリアムズ)、2024年4月5日F1日本GP
Courtesy Of Williams

事故で大損傷、サージェントは「コース上での位置を見誤った」苛立つヴァウルズ

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F1日本GPのFP1で発生したローガン・サージェントのクラッシュについてウィリアムズのジェームズ・ヴァウルズ代表は、無理をし過ぎたためではなく、単にコース上でのクルマの位置を見誤ったために起きたとして「誰が見ても苛立たしいものだった」と振り返った。

サージェットはセッション開始30分を前に、ターン7を抜けた先でアウト側のグラベルに右ホイールを落としてクラッシュを喫した。ヴァウルズによるとシャシーに問題はなかったものの、サスペンションやギアボックスを含めたモノコック以外の「殆ど全て」が「酷いダメージ」を負った。

サージェットのクラッシュについてヴァウルズは「あそこで見たものは、限界までプッシュしていたドライバーがミスをしたというものではなかった」と語った。

「これは大きく異なるタイプのミスだ。誰が見ても苛立たしいミスだった。クルマの限界に達していたわけではなかったのだから。クルマ的にはもっと曲がれる余地があったはずだ」

「とにかく彼は、自分が予想していた位置と比べてクルマがコース上の何処にあるのか分かっていなかったのだ」

サージェットは「自分が気づいていなかった位置にクルマを置いてしまった。正直に言って少し愚かなミスだった。特にFP1ではやってはならない事だった」と述べ、チームの指揮官の見解に同意した。

サージェットは昨年の鈴鹿での予選でもクラッシュを喫した。Q1で最終コーナーから立ち上がる際にアウト側に膨らみ、グラベルを乗り越えバリアに衝突した。

「でも幸い、昨年のようなミスじゃなかった。今回はプッシュし過ぎたわけじゃなかった。ただ、それでもチームに損害を与えてしまった事に変わりない」

前戦オーストラリアGPのプラクティスではアレックス・アルボンがクラッシュしており、ウィリアムズは開幕4戦で2度の大規模修復を強いられた格好だ。


2024年F1日本GPの初日FP2は小雨の影響でコースに出る者が殆どなく、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がトップで締め括る結果となった。

3回目のフリー走行は日本時間4月6日(土)11時30分から、公式予選は同15時から1時間に渡って鈴鹿サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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