ガレージ内でドライブの準備をするセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年10月6日(金) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)
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レッドブル代表ホーナー「説明困難」ペレス、F1カタール予選でフェルスタッペンに大差で遅れ

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マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのギャップが約1秒と大きく乖離したF1カタールGP予選を経てレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、両者のギャップの理由を説明するのは難しいと認めた。

翌日のスプリントに向けて3度目のタイトルに王手をかけているフェルスタッペンが、2番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)に0.441秒もの差をつけて今季11回目のポールポジションを獲得した一方、同じRB19を駆るペレスは13番手に留まった。Q3進出を逃したのは今季8回目だ。

ロサイル・インターナショナル・サーキットのパドックを歩くレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペン、2023年10月6日(金) F1カタールGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

ロサイル・インターナショナル・サーキットのパドックを歩くレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペン、2023年10月6日(金) F1カタールGP

Q1における両者のギャップは0.984秒に達し、続くQ2でも0.979秒と、約1秒もの遅れを抱えた。トラック・リミットにより抹消されたペレスのQ2最速ラップで比べてみても0.792秒と甚大だ。

予選を終えてホーナーは「今の時点で2人の差を説明するのが難しいのは確かだ」としたうえで、走路外走行によるタイム抹消に触れ、ペレスにとっては「タフな予選だった」と付け加えた。

ホーナーが説明に難儀するのは、その原因が定性的な要素にあると考えているからだ。

「精神的にタフなゲームだと思う。一流のスポーツは何でもそうだ。マックスのようなドライバーを相手にして一旦、プレッシャーがかかると、それは増していくばかりだ」とホーナーは語る。

「我々はチェコの実力を、彼が偉大なレーサーであることを、そして予選が彼にとってのアキレス腱であることを知っている」

「だからこそ我々は、こうした困難な状況に直面する彼をサポートしなければならない。彼が明日、そしてもちろん日曜のレースで確実に競争力を取り戻せるようにするためにだ」

一方、クルマを降りたペレスは「本当に大変だった。バランスにかなり苦しんだ。基本的に、あまりに問題が多く…コーナー毎に大きく違っていてね。本当に厳しいコンディションだったと思う。兎に角、苦戦した」と振り返った。

「まだ終わっちゃいないけど、特にコースコンディションを踏まえると、ここでパスしていくのは難しいと思う」

ピットウォールでモニターを見つめるクリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシングチーム代表)、2023年10月6日(金) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ピットウォールでモニターを見つめるクリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシングチーム代表)、2023年10月6日(金) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)

タイトル争いは諦めた。だがランキング2位は絶対に譲れない。33ポイント差でペレスを追うルイス・ハミルトン(メルセデス)は2列目3番グリッドからスタートする。

ホーナーは「チェコにとっては厳しい状況だが、彼には豊富な経験がある。一方で、F1で最もホットなシートの一つを持つことによるプレッシャーもある。だが、彼なら応えてくれると確信している」と述べ、全力でサポートしていく意向を強調した。

「我々としては兎に角、彼をサポートし、彼の力を最大限に引き出し、ランキング2位で終われるよう最善を尽くす必要がある」

ペレスが最後にフロントロウに並んだのは今年5月のマイアミGPの事で、以降の予選平均順位は10.75位に過ぎない。


2023年F1カタールGP初日予選でポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手にジョージ・ラッセル、3番手にはルイス・ハミルトンと、後続にはメルセデス勢が続く結果となった。

2日目のシュートアウトは日本時間10月7日(土)22時から、F1スプリントは同26時30分からロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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