「昔から4輪よりも2輪の方が好きだった」とハミルトン、MotoGP王者ロッシ「俺の所でトレーニングしろ」
「昔から4輪よりも2輪の方が好きだった」と暴露するルイス・ハミルトンに対して、MotoGPのレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシがハミルトンを自身のトレーニングコースに招待した。
5度目のタイトルを決めてオフシーズンを満喫するルイス・ハミルトンは、12月2日にヘレス・サーキットでヤマハYZR-M1に跨がりスーパーバイクを堪能した。このプライベートテストには、ヤマハからスーパーバイク世界選手権に参戦するマイケル・ファン・デル・マークとアレックス・ロウズも参加。途中、転倒するアクシデントもあったが、本人に怪我はなかった。
テストを振り返ったハミルトンは、9度のMotoGPチャンピオンであるバレンティーノ・ロッシに対して、ロッシの故郷イタリア・タヴッリアにあるトレーニングランチに招待するようおねだり。これはロッシが所有するトレーニング用のプライベートダートトラックで、オフシーズンの合同トレーニングの場として活用されている。
「ハミルトンはバイクの大ファンで、レースをフォローしてくれていて毎回僕にメッセージをくれるんだ」とバレンティーノ・ロッシ。ハミルトンの要望に対して次のように答えた。
「彼は、ライダー達は真のリスクを背負ってるなんて言って、ちょっと大げさに褒めてくれる。いつかは僕のトレーニングランチに来てもらわなきゃね」
Sick couple of days in Jerez 🏍💨🔥 @alexlowes22 @mickeyvdmark @PataYamahaWSBK @MonsterEnergy pic.twitter.com/1uIwgmKx7r
— Lewis Hamilton (@LewisHamilton) December 2, 2018
カート競技からモータースポーツのキャリアを歩み始めたハミルトンはフォーミュラ一筋に人生を過ごしてきたものの、心の底では子供の頃からバイクの方が好きだったようだ。テスト走行を終えた翌日、ハミルトンはバイクへの熱烈な愛を語った。
「今日の目覚めは最高だ。もう昨日のバイクでの走行が恋しい。ずっと4輪よりも2輪の方が好きだったんだ。子供の頃からバイクが欲しかったんだよね。でも、カートをやらせてくれた父には本当に感謝してるよ。今は自分のバイクでサーキットを走るのにハマってるんだ」
「バイクのライダーを心からリスペクトしてる。F1とはまるで別の世界だけど、幾つかの基本的な部分では似たような事を求められる。タイム、忍耐強さ、勇敢な心、集中力、敏しょう性、リスクを負う事とかね。こういった要素がこのスポーツをエキサイティングなものにしてるんだ」
「バイクでレースがしたいけど、プロのライダーは僕とは別次元だから、僕としてはただ乗る事を楽しみたいんだ。制限のあるコース上でテストを楽しめればそれで十分だよ」