ホンダF1、復帰後初のW表彰台「レッドブルとトロロッソの見事な仕事の成果」
28日(日)に行われたF1第11戦ドイツGP決勝を終えて、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターがレース内容を振り返った。
ホッケンハイムリンクでのレースでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが今季2勝目をマーク。3位表彰台にはトロロッソのダニール・クビアトが上がり、ホンダとしては復帰後初のダブル表彰台を獲得した。
ホンダがF1でシーズン2勝目を上げ、ダブル表彰台を飾るのは、マクラーレン・ホンダとして活動した第2期最終年の1992年以来27年ぶり。トロロッソがポディウムに上がったのは、2008年のイタリアGP以来11年ぶりであった。
Pos | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン | レッドブル | 44:31.275 |
3 | クビアト | トロロッソ | +8.305s |
6 | アルボン | トロロッソ | +10.052s |
14 | ガスリー | レッドブル | DNF |
ホンダ:F1ドイツGP決勝を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
フェルスタッペン選手が今季2勝目、クビアト選手が3位表彰台獲得と、すばらしいレース結果になりました。レースはウエットとドライが入り混じる難しいコンディションにより大荒れの展開となりましたが、両ドライバーのすばらしいドライビング、非常に的確なチームのストラテジー、それに幾度にも渡ったピット作業を迅速かつ確実に成し遂げたピットクルーの仕事により、見事ダブル表彰台を獲得することができました。
両チームのすばらしい仕事に感謝しています。前回のオーストリアでのレッドブル・レーシングとの表彰台に続き、今回はトロロッソとも一緒にポディウムに登ることができました。昨年トロロッソと一緒にゼロから始めたこのプロジェクトの歴史を思うと、Hondaにとっても本当にうれしい表彰台になりました。
スクーデリア・トロロッソのメンバー全員に、心からおめでとうの言葉を送りたいと思います。今日はこの特別な一日を両チームと一緒に祝おうと思います。そして明日からはまた、来週末にやってくるハンガリーGPに向けた準備を進めていきます。
64周で争われた決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季2勝目を飾った。2位は最後尾から大逆転を果たしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位表彰台にはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが滑り込んだ。