表彰台の上で雄叫びを上げるトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト、F1ドイツGPcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

クビアト、”2度目の人生”で大逆転「表彰台なんて二度とないと思ってた…」F1ドイツGP《決勝》2019

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28日(日)に行われたF1第11戦ドイツGP決勝を終えて、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトがレースを振り返った。14番グリッドからスタートしたクビアトは、ウェットとドライが混在する難しい路面状況を上手く見極め、先手を打ってタイヤ交換を実施。見事3位表彰台を獲得した。

クビアトは決勝前日に第一子が生まれたばかり。”父親初日”を迎えたその日に、ファエンツァのチームに、チーム史上2度目の表彰台を献上する偉業をやってのけた。才能がない、として一度はチームを放出されたクビアトにとって、今回の3位は”レース”としてのみならず、”キャリア”としての大逆転のリザルトだったと言える。

車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスは「ダニールは終始一切のミスなく、荒れたコンディションで素晴らしいフィードバックを与えてくれた」と述べ、クビアトが路面状況を的確に読み解いた事が結果につながったとの考えを示した。

フランツ・トスト代表は「ダニールは3位に相応しい。心の底から祝福したい。実に見事なオーバーテイクを披露しつつ、難しいコンディションの中で最後までミスを犯さず集中力を維持し続けた」と褒め称えた。

表彰台なんて二度とないと思ってた…

ダニール・クビアト決勝: 3位, グリッド: 14番手

“セカンドキャリア”だってのに、再び表彰台に上れるなんてホント信じられない。人生で二度とないだろうって思ってたから、狂いそうな位に嬉しいよ。今は色んな想いがこみ上げているから、落ち着くにはもう少し時間が必要だ!

トロロッソが最後に表彰台に上がったのは、セバスチャン(ベッテル)がモンツァで優勝した11年前だから、チームにとっては快挙だよ。こんなにもアメージングな日になるなんて、、めちゃくちゃ嬉しい。チームのみんなに感謝しなきゃね。

ただただ信じられない。キャリアの中で、今ほど準備が整っていると感じたことはないんだ。今年はさらに成熟し、より冷静になったと感じているし、トップを争う準備もできてる。今日はその事をみんなに証明できたんじゃないかと思う。今後もこの調子をずっと続けていければ良いな!

この手のレースは楽じゃないよ。早い段階でピットインするのは難しい決断だったけど、それは僕とチームが50:50の対等な立場で決めることだから、勝っても負けてもお互いが責任を負うんだ。今日は一緒に勝つことができた。


64周で争われた決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季2勝目を飾った。2位は最後尾から大逆転を果たしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位表彰台にはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが滑り込んだ。

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