フェルナンド・アロンソとルノーF1マシン、フランス・パリのヴィリー=シャティヨンにあるルノーF1のパワーユニット開発拠点にて
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フェルナンド・アロンソ、交通事故で上顎を骨折 手術は無事成功…シーズンへの影響は

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2月11日(木)にスイス・ルガーノのラ・サンタ通りで交通事故に巻き込まれた2度のF1ワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソが、骨折した上顎の治療のため矯正手術受けた。

所属先のアルピーヌF1チームの発表によると、39歳のスペイン人ドライバーは意識があり体調も良好とのことで命に別状はなく、手術を経て12日(金)の朝に精密検査を受けた。手術は無事成功し、今後48時間に渡って医師の経過観察下に置かれるという。

開幕バーレーンGPは3月28日に迫っており、シーズンへの影響が懸念されるところだが、チームは「数日の安静を経て、徐々にトレーニングを再開できるようになるだろう」と楽観的な見方を示した。

アルピーヌF1チームは今季の公式リザーブドライバーを発表しておらず、代役が必要となった場合に誰が代わってレースに出場するのかは不明だ。なお昨年は元ウィリアムズのセルゲイ・シロトキンが同職を務めていた。

スイス警察の情報によると、地元のスーパーマーケット付近で車両事故が発生した事が明らかになっており、アロンソはこれに巻き込まれたものと見られる。

また、スペイン国内の複数報道は、アロンソが歯を数本折っており軽度の再建術と歯科インプラント治療のための手術を受ける必要があると伝えている。折れたとされる歯については2本だとしている。苦労はあるものの会話は可能のようだ。