F1公式のシムレース「バーチャルGPシリーズ（F1 Esports Virtual Grand Prix）」が復活し、2021年シーズンの開幕バーレーンGPを前に3ラウンドが開催される事になった。

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）パンデミックの影響を受けて昨年、F1カレンダーは4ヶ月近くに渡って中断を余儀なくされた。F1は7月のオーストリアでの初戦までの繋として、ファンを楽しませるために公認ゲーム「F1 2019」をプラットフォームとしたシムレース8戦を開催した。

テレビ放映とデジタルプラットフォームでの再生回数を合わせて計3,000万回の視聴回数を記録するなどF1バーチャルGPは盛況となり、シリーズはジョージ・ラッセル（ウィリアムズ）の4連勝という形で6月15日に閉幕した。

2021年大会は1月31日、2月7日、2月14日の3日間に渡って行われる。現行F1ドライバーはもちろん、過去にF1を戦ったドライバーや各界のセレブ、F1 Esportsシリーズのゲーマーが参加する予定で、最も多くのポイントを獲得したチームには任意のチャリティーへの寄付に使える賞金が与えられる。

イベントフォーマットは昨年と若干異なる。スターティンググリッドは、レース前に行われるF1 Esportsゲーマー達による5周のスプリントレースで決定する。レースは実際のグランプリの規定周回数の50%で競われる。

現時点では正式なアナウンスはないものの、イベントの模様は昨年同様、YouTubeを始めとした各ストリーミングプラットフォームで無料ライブ配信されるものと見られる。

F1バーレーンGP特集