F1バーチャルGPの参加者達

F1バーチャルGP、視聴回数3,000万回…計11名の現役ドライバーが参加

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F1公式発表によると、公認ゲーム「F1 2019」を舞台に行われたF1バーチャルGP(F1 Esports – Virtual Grand Prix)シリーズは、テレビ放映とデジタルプラットフォームでの再生回数を合わせて計3,000万回の視聴回数を記録した。イベントはジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)の4連勝という形で日本時間6月15日に閉幕した。

この数字には今季のF1グリッドに並ぶ現役ドライバーの他、プロサッカー選手や音楽チャートを賑わすトップスターらが参加したバーチャルGPの8レース及び、これと併催されたプロエキシビションレースと#Challengeイベントの視聴回数が含まれている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止・延期されたグランプリの代わりとしてオンラインで開催されたF1バーチャルGP。当初、現役ドライバーの参加は限定的であったが、最終的に11名が少なくとも1レースに出場しファンを沸かせた。ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネンやダニエル・リカルドらベテランの多くは参加を見送った。

全3,000万回の視聴回数のうち、2,180万回をデジタルプラットフォームが占めた。レースの模様はF1の公式YouTubeチャンネル、Twitch、Facebookチャンネルの他に、微博(ウェイボー)やHuya channelといった中国国内で人気の高いストリーミングサービス等で配信された。また100ヶ国以上の放送パートナーを通じてテレビ放映も行われ、計500万回の視聴を記録した。

第2回大会として仮想アルバート・パーク・サーキットで開催されたバーチャル・ベトナムGPは、4月5日当日のYouTube UKトレンドランキングの第1位に輝いた。3月15日から4月28日までの期間におけるヨーロッパの主要地域(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア)でのYouTubeランキングでは、F1関連の動画がトップ5のうち3本を占め、そのうち2位と5位はバーチャルGPに関するものであったという。

公式配信だけでなく、ドライバー個人のストリーミングも人気を博した。TwitchTrackerによると、シャルル・ルクレール、ランド・ノリス、アレックス・アルボンらドライバー個人のTwitchアカウントによるリーチは計270万人に到達。Twitchにおける「F1 2019」関連のストリーミング時間は前月比で1,000%増加した。