レースエンジニアのヒュー・バードと話すレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス、2022年2月24日F1バルセロナテストにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ペレス、ギアボックストラブルで”3桁”届かず「走行時間を失ったのは痛い」とレッドブル / F1バルセロナテスト《2日目》

  • Published:

オラクル・レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは2月24日に行われたF1バルセロナテストでメカニカルトラブルの影響を受け、計3時間を失った。結果、1日の総周回数は78ラップと、理想には程遠い1日を過ごした。

マックス・フェルスタッペンに代わって2日目のテストを担当したペレスは、午前のセッション残り30分を切ったところでギアボックストラブルに見舞われ、最終シケインを前に停車を余儀なくされた。

カタロニア・サーキットを周回するレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス、2022年2月24日F1バルセロナテストにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

カタロニア・サーキットを周回するレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス、2022年2月24日F1バルセロナテストにて

更には午後のセッションがグリーンフラッグを迎えても一向にガレージから出てこず、結局コースに戻ったのは残り1時間半というタイミングで周回数は伸び悩び、C3タイヤでの7番手タイムと共にクルマを降りた。

初日はトータル147周と、倍に相当するマイレージを稼いで信頼性の高さを発揮していただけに2日目のセッションは悔やまれる結果となったが、RB18での初めての本格走行とあって、セッションを振り返ったペレスは「今日はいい勉強になったし満足してる」と前向きな姿勢を強調した。

「色んなものを試している最中で、分析しなきゃならない情報がたくさん集まったから、この後のミーティングでは、より深く掘り下げてエンジニアにできるだけ多くフィードバックを返す事が重要だと思ってる」

「ギアボックスの問題に関しては、修復に予想以上に時間がかかってしまったけど大丈夫。テストでこういう事が起きるのは想定内だ」

「明日もまたクルマに乗る予定だから、今日のドライコンディションが続く事を祈ってる」

初日を担当したフェルスタッペンとペレスからのフィードバックが「ほぼ同じ」であった事から、レースエンジニアリング部門を率いるギヨーム・ロケリンは現在のクルマの状況を正確に把握できているとして一定の満足感を示した。

「チェコ(ペレス)はコースに出るや否や、すぐにスピードに乗って走行した。彼のフィードバックはマックスとほぼ同じだった。つまり、自分たちが進んでいる方向を理解できているという事だ」

「今日はガレージにクルマを入れる度に変更を加えて方向性を微調整した。全体としては満足できる結果だと思う」

「確かに些細なトラブルの影響で半日ほど走行できない時間があったが、問題そのものに関しては特に心配していない。ただ、時間を失ったのは痛手だ」

「しかしながら長期的に見れば特に影響はないはずし、しっかりした土台を作れているから現在の進捗状況には満足している」