F1オーストラリアGPの舞台アルバート・パーク・サーキット空撮画像
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F1オーストラリアGP:決勝チケットが完売、その一方で現地への取材班派遣を取り止める放送局も

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新型コロナウイルスの影響が懸念されるF1オーストラリアGPだが、3月13日のイベント開幕を1週間後に控えて、決勝レース当日のスタンド席のチケットが完売した。オーストラリアは6日午前9時の時点で、59名の確定症例があり2名の方がウイルスにために亡くなっている。

公式予選が行われる土曜のチケットもファンジオ、シューマッハ、そしてウェバーの名を冠した3箇所のスタンド席が僅かに残るのみで(6日現在)、現時点ではウイルスによる集客への影響は軽微なようだが、これは必ずしもメルボルンの安全性を強調するものではなく、危機意識の差と言える。

ドイツのテレビ放送局RTLは従業員の健康保全を理由にベトナムへ取材班を派遣しない事を明らかにしているが、これに続いて4日(水)には、オーストラリアとバーレーンでも同様の措置を取ると発表した。ドイツ国内では196人の感染者が確認されており(3日現在)、同国保健相は5日、新型コロナウイルスの流行がパンデミックに突入したとの警告を発している。

現地実況及び解説を中止した理由としてRTLは「F1のレースは世界中から数万人規模のファンやチームメンバー、ジャーナリストが参加するため、感染リスクが日常と比べて著しく上昇するため」としており、放送はドイツ国内のケルン放送センターで行われる。

なお日本のフジテレビは、現地にアナウンサーと解説者を派遣する見通しとなっている。

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