ファンに手を振るトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト、F1バルセロナ合同テストにて
copyright Red Bull Content Pool

ダニール・クビアト、”魚雷”発祥の上海へ「本当に良い思い出のある場所」F1中国GP《preview》

  • Published:

トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが、上海インターナショナルサーキットで開催される2019年FIA F1世界選手権第3戦中国GPに先立って抱負を語った。

クビアトは過去5回、上海でのレースに出走しており、その内の2回で入賞を獲得。レッドブルRB12をドライブした2016年には、セバスチャン・ベッテルとの接触によって”魚雷”というあだ名が付けられる事になったが、3位表彰台に上がり、ドライバー・オブ・ザ・デイを獲得した。

“魚雷”発祥の上海へ「本当に良い思い出のある場所」

ダニール・クビアト

この前のバーレーンGPでは、すべてを100%まとめきれたわけじゃなかった。思っていたほど走り込めなかったから、路面状況の進化に上手く対応する術を見つけられなかったんだ。予選も最高の結果とはならなかったし、決勝レースは少しちぐはぐしてしまった。

(リザルトには表れなかったけど)、実際のペースには競争力があったし、その点は中国GPに向けて勇気づけられる前向きな部分だ。それにバーレーンテストの2日間は僕らにとって有益な時間だった。僕はピレリテストを担当し、アレックスがチームの方の作業をこなした。中国では、上手いこと機能するセットアップを見つけ出し、全てを上手くやり遂げる必要がある。もしそれができれば、かなり良い週末に出来るはずだ。

中国は良い思い出のある場所だよ。特に、2016年には6番グリッドから3位表彰台に上がったしね。ここのコースは低中速コーナーと凄く長いロングストレートを併せ持つ面白いトラックだ。(クルマのセットアップを)上手くやれれば、ドライブするのが凄く楽しい。ロングストレート後のハードブレーキングが必要なヘアピンとか、めちゃくちゃ長い最初の2つのコーナーはトリッキーで、本当にチャレンジングだ。

今週末はF1にとっての1000回目のグランプリなんだね。こういう節目のレースに参加できるなんて最高だよ。だってドライバーとしてF1の歴史の一部になるわけで、そのリストに自分の名前が残るんだから嬉しいよ。週末は上海の市街地に滞在するわけじゃないけど、エキサイティングな場所だから大抵一日は街に繰り出すんだ。


F1中国GPの戦いの舞台となるのは上海インターナショナル・サーキット。上海の「上」の字を模した様なレイアウトを持ち、約1.2kmもの超ロングストレートを誇る。昨年のグランプリでは、6番グリッドからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドが大逆転勝利。2位にバルテリ・ボッタス、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。

今年の中国GPは、F1世界選手権1000戦目の節目のグランプリとなる。一回目のフリー走行は、日本時間4月12日(金)11時から開催される。

F1中国GP特集