マクラーレン – アロンソの”バンザイラップ”を賞賛、バンドーンを徹底擁護…2017年F1中国GP予選後コメント
マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエがF1中国GPの予選を振り返りコメントを発表した。マクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソが圧巻の走りを披露し13番手、ストフェル・バンドーンはアクシデントに見舞われ16位にとどまった。
ブーリエは、アロンソが予選Q1で披露した走りを”バンザイ・ラップ”=banzai lapと評した。banzaiは語源が日本語の”万歳”であるが、banzai attack=特攻を意味しており、”後先を考えない玉砕覚悟の”といった意味合いを持つ。アロンソは予選後に「スナップしたりスピンしたらどうしよう…なんて気にしないで攻めたんだ」と語っており、ブーリエの言う”banzai lap”はこのことを意味しているものと思われる。参考:アロンソF1中国GP予選後コメント
F1中国GP予選を終えてのコメント
エリック・ブーリエ
レース・ディレクター
「フェルナンドは予選Q1で”バンザイ・ラップ”を披露しQ2への道に風穴を開けてくれました。そして再び圧巻の走りをみせ13番手につけました。我々の壮大な計画を考えれば、素晴らしい結果とはいえません。しかし、我々が苦戦を予想し恐れていたロングストレートのことを考えれば、決して悪い結果とは言えません」
「2週間前のオーストラリアの時と同様に、またしてもストフェルは不運に見舞われました。アントニオ(・ジョヴィナゥツィ)の最終コーナーでのクラッシュによってダブルイエローが出てしまい、彼のQ1での走行は予期せぬ形で短くなってしまったのです。その結果、16位という順位を改善することができなくなってしまいました。彼に過失はありません」
©F1 最終コーナーでクラッシュしたジョヴィナゥツィ
「仮定の話になってしまいますが、今週末に彼が見せていた走行ペースは、彼がアクシデントなく走れさえすればQ2に進出できた可能性を示唆しています。さらに言えば、彼はここでたったの31周しか走っていないし、これまでこのサーキットに訪れたことすらないのです。彼のここでのパフォーマンスは、実際にはもっと印象的なものであったと考えています」
「明日は天候がどうであれ、両方のドライバーがタフなレースを強いられることになるでしょう。しかしながら、いつものように彼らは全力を尽くすでしょう」
F1中国GP決勝レースは、明日2017年4月9日(日)15:00から上海インターナショナル・サーキットにて行われる。天気予報では明日は再び雨の見込み、ウェット・コンディションでのスタートが予想されている。