マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ
Courtesy Of McLaren

アロンソ – 恒例のエンジン批判「コーナーではライバルに遜色ないがストレートでは…」2017年F1中国GP予選後コメント

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マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが2017年F1中国GP予選を振り返りコメントを発表した。アロンソは「スナップしたりスピンしたらどうしよう…なんて気にしないで攻めたんだ」と、自身の渾身のアタックを”野獣のような攻撃“と評すとともに、最近ルーティーン・トーク化しているホンダ批判も忘れずにおこなった。

F1中国GP予選を終えてのコメント

フェルナンド・アロンソ
予選:13位/1:34.372

「今日は車から最大限のものを引き出せたと思うよ。野獣みたいに全力で攻めたよ。FP3でのパフォーマンスが凄く悪かったから予選に悲観的だったんだけど、実際に予選で走ってみたらマシンはいくらかのペースが良くなっててね。Q2に進出して13位という結果だった。いい意味での驚きだね。」

「明日の決勝レースでは、雨が僕らを助けてくれると思ってる。ドライコンディションだとポイント獲得は難しいだろうけど、ウェットコンディションなら”何かが起こる”はずだからね。今の僕らにとっては、レースでの混乱が必要なんだ。過去にここで似たようなコンディションでレースをしてるから、その時の経験を利用してあらゆるチャンスを掴み取らないとね」

「もし雨が降れば、ファンにとっても良いレースになるよ。彼らはそれを楽しんでくれるだろうし、チャンスを生かせれば僕らにとっても楽しいレースになるよ」


予選後のインタビューでアロンソは「僕らはコーナーでは他のみんなと同じくらいの速さがあってすごく良い感じだと思う。でも、ストレートでは最も遅い」と語り、コーナーでのパフォーマンスについては自身の”印象”を、そしてストレートでのパフォーマンスについては”断定”する形でコメントした。

マクラーレン・ホンダは予選のスピードトラップで、バンドーンが315.6km/h、アロンソが324.4km/hを記録しており、これより速度が低かったのはエンジントラブルを抱えていたマックス・フェルスタッペンの314.4km/hのみであった。コーナーでのパフォーマンスが他と遜色ないかどうかはさて置き、ストレートで最も遅いというのは事実であろう。

F1中国GP決勝レースは、明日2017年4月9日(日)15:00から上海インターナショナル・サーキットにて行われる。天気予報では明日は再び雨の見込み、ウェット・コンディションでのスタートが予想されている。

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