ジル・ビルヌーブ・サーキットを走るトロロッソ・ホンダSTR13、2018年F1カナダGPにてcopyright Honda

トロロッソ、ホンダの新スペックPUを評価「トラブルフリー、ドライバビリティも素晴らしい」F1カナダGP《初日》2018

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スクーデリア・トロロッソのチーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、F1カナダGPで投入されたホンダの最新スペックエンジンについて「一切トラブルはないし、ドライバビリティも素晴らしい」と述べ、その改善ぶりを評価した。

トロロッソ・ホンダ勢は、カナダGP初日フリー走行でピエール・ガスリーが10番手と好発進。FP2ではブレンドン・ハートレーが7番手のロマン・グロージャン(Haas)にコンマ2秒と迫る12番手を記録。トップ10圏内を射程に捉えるまずまずの出だしを見せた。

ホンダの最新スペックエンジンを搭載したSTR13はFP1のスピードトラップで上位を独占。ハートレーは328.5km、ガスリーは324.9kmを記録しトップ5に名を連ねた。田辺豊治テクニカル・ディレクターによれば、改良型PUはICEのパフォーマンス向上が図られているといい、性能の向上幅は20馬力とも噂されている。

F1カナダGP初日を終えて

ジョナサン・エドルズチーフ・レースエンジニア

全体として、かなり生産的な金曜日になったと言って良いだろうね。ブレンドンもピエールもジル・ビルヌーブ・サーキットを走るのは今回が初めてだったから、モナコの時と同じように、出来るだけ一貫性のあるマシンを用意して、彼らに可能な限りたくさん走ってもらう事を目標にしていたんだ。

マシンには今回、エンジンの新しいアップデートが入ったから、通常通りマッピング作業を実施したわけだけど、すべて完璧に期待通りに機能しているよ。一切トラブルはないし、ドライバビリティもとても良いね。

最初のセッションではメカニカルテストや空力テストを行いながら、最適なセットアップを見つけ出す事に集中して取り組んだ。すべて予想通りに機能していたからFP2に向けて幾つかセットアップを変更したよ。特にピエールのマシンに対してね。

FP2ではいつもどおりの標準的なプランを実施した。ブレンドンにとっては素晴らしいセッションになったね。12番手というポジションがその事を物語っていると思う。ピエールの方はと言うと、セットアップ変更が少し外れてしまったようだ。マシンに100%満足出来ていなかったためラップを上手くまとめ切れず、タイムシートの下の方でセッションを終える事になってしまった。全てを上手くまとめ上げた上でセットアップを最適化できれば、改善できることは分かってる。

ハイパーソフトタイヤについて述べておくと、少しばかりグレイニングデグラデーションが出ていたね。多分、多くのチームもこれに手こずっていたんじゃないかと思うけど、我々のマシンはかなり上手くコントロール出来ていたように思う。最適なセットアップを決定し、日曜のレースに向けて適切な戦略を練っていくためには、やらなきゃならない仕事が山積みだよ。


メルセデスを除く各エンジンサプライヤーが渾身のアップデートを持ち込んだF1カナダGP。初日フリー走行で速さを示したのはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。2回のセッションを共に最速タイムで締め括り、最高のスタートを切った。

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