2025年F1バーレーンGP《初日》ハイライト動画:3人の日本人が走行、ウイリアムズあわや同士討ち

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2025年FIA-F1世界選手権の第4戦となる、バーレーングランプリのフリー走行が4月11日に行われ、オスカー・ピアストリが1分30秒505のトップタイムを記録。ランド・ノリスが2番手に続き、マクラーレンがタイムシートの最上位を独占した。角田裕毅(レッドブル)は18番手に留まった。

フリー走行1:ハイライト動画

金曜のバーレーン・インターナショナル・サーキットは晴天に恵まれ、気温35℃、路面温度46℃という今季最も暑いドライコンディションでスタートした。暑さに加えて路面には砂漠の砂が積もっており、多くのドライバーがグリップ不足に苦戦した。

2007年のブラジルGP以来、18年ぶりに3名の日本人ドライバーが同一セッション中にコースを周回した。このセッションでは、岩佐と平川を含めて計6名の若手ドライバーが出走したが、いずれもクラッシュやスピンなどはなく、順調に周回を重ねてチームに貢献した。

4番手タイムを刻んだアレックス・アルボン(ウィリアムズ)に角田裕毅(レッドブル)がピットレーンで進路を塞がれ、ファストレーンを離れて追い抜く場面もあった。アルボンは無線を通してすぐに「ごめん」と謝罪した。この一件で角田は今季初となる戒告処分(ドライビング)を受けた

ウィリアムズ勢はさらに危うい場面に直面した。高速周回中のルーク・ブラウニングが、フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーチン)を交わし、クールダウンラップ中の僚友アルボンに急接近。ブラウニングは衝突を避けるためにランオフエリアに飛び出した。

2025年F1バーレーンGP-FP1ハイライト動画-2025年4月11日バーレーン・インターナショナル・サーキット

2025年FバーレーンGP《FP1》結果

フリー走行2:ハイライト動画

FP2は予選・決勝と同じナイトセッションの時間帯に開催され、気温29℃、路面温度34℃と、FP1よりも低温のドライコンディションでスタートした。

土曜の最終プラクティスは日中の高温下で行われるため、各チームは予選シミュレーションとロングランの両方をこの1時間に集中的に実施。その結果、ソフトタイヤでのアタックラップが通常よりも早い段階から相次いだ。

FP1でエンジンのオーバーヒートに見舞われ、走行時間を大幅に失ったアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、精力的に26周を走り込み、僚友ラッセルから0.2秒遅れの5番手に食い込む健闘を見せた。

6番手には、前戦日本GPで初ポイントを獲得したレーシング・ブルズのアイザック・ハジャーが入り、その勢いを継続した。

2025年F1バーレーンGP-FP2ハイライト動画-2025年4月11日バーレーン・インターナショナル・サーキット

2025年F1バーレーンGP《FP2》結果


2025年F1バーレーンGPの3回目フリー走行は日本時間4月12日(土)21時30分から、公式予選は日をまたいで深夜1時から、1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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