限られた周回、任務への挑戦―岩佐歩夢が見た“レッドブルの世界“…RB21初走行を通じて掴んだ手応え

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2025年F1第4戦バーレーンGPのフリー走行1回目(FP1)で、レッドブルRB21を初めてドライブした岩佐歩夢は、1分34秒475のベストタイムで19番手に終わったものの、「素晴らしい経験。本当に有意義でした」と振り返り、充実した様子を見せた。

「バーレーンでRB21をドライブできたのは本当に素晴らしい経験でした。この機会を与えてくれたチームには心から感謝しています」と岩佐は語った。

この日、セッション序盤には空力テストが組み込まれていたこともあり、走行距離は限られた。それでも岩佐は与えられた任務に集中し、自身の役割をしっかりと果たしたという。

「今回のセッションはちょっと大変でした。序盤に空力テストが組まれていたこともあって、今日はあまり多く走り込むことはできませんでしたが、自分にできることに集中して、なるべくミスをしないように心がけました」

レッドブルRB21でバーレーン・インターナショナル・サーキットを走行する岩佐歩夢(レッドブル・レーシング)、2025年4月11日(金) F1バーレーンGP FP1Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルRB21でバーレーン・インターナショナル・サーキットを走行する岩佐歩夢(レッドブル・レーシング)、2025年4月11日(金) F1バーレーンGP FP1

セッション終盤にはクルマにも慣れ、チームへの無線でのフィードバックにも積極的に取り組んだ。

「GP(ジャンピエロ・ランビアーゼ)やエンジニアリングチームと一緒に仕事ができて、彼らから自分のパフォーマンスに関するフィードバックを聞けたこと、そして一緒に取り組めたことは本当に有意義でした」と岩佐は振り返る。

同じマシンを駆る角田裕毅からは1秒遅れたが、それでも本人はポジティブな姿勢を崩していない。

「以前にレーシング・ブルズのクルマでもテストを経験していましたが、今回また、F1マシンをドライブできて本当に良かったです」

「クルマでの走行だけでなく、このチームとの仕事という面でも、新しく、そして素晴らしい体験になりましたし、今後さらなるチャンスに向けた準備としても役立つと思います」

フリー走行を前にガレージに立つ岩佐歩夢(レッドブル・レーシング)、2025年4月11日(金) F1バーレーンGP FP1(バーレーン・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

フリー走行を前にガレージに立つ岩佐歩夢(レッドブル・レーシング)、2025年4月11日(金) F1バーレーンGP FP1(バーレーン・インターナショナル・サーキット)


2025年F1バーレーンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはオスカー・ピアストリ。ランド・ノリスが0.154秒差の2番手に続き、マクラーレンがタイムシートの最上位を独占する結果となった。

FP3は日本時間4月12日(土)21時30分から、公式予選は同25時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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