2013年F1ハンガリーGPで勝利したルイス・ハミルトンと共に表彰台に上がるロス・ブラウンcopyright Pirelli

ロス・ブラウン、レッドブル同士討ちを空力学で説明「レギュレーションがクラッシュの一因」

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F1のモータースポーツ部門を率いるロス・ブラウンは、第4戦アゼルバイジャンGPで発生したレッドブル勢同士のクラッシュは、エアロダイナミクスが一因だと主張。レギュレーションの変更によって防げた事故であるとの認識を示した。

バクー市街地コースで行われたレースでは終盤、ホームストレートエンドでブレーキング勝負に持ち込んだダニエル・リカルドが、前走のマックス・フェルスタッペンに激突。チームメイト同士によるクラッシュが発生した。両名のマシンは大破し、チームは計22ポイントもの選手権ポイントを失うことになった。

遺恨必至?同士討ちの大失態演じたレッドブル

ブラウンは、ドライバーの責任論に触れるつもりはないと前置きした上で、空力学的見地から事故を説明した。「技術的な側面からあの事故を振り返ってみよう。ダニエルは自身の走行ラインを維持し、マックスはダニエルをブロックするためにラインを変更した。ダニエルに為す術はなかった。マックスの動きによってダニエルのダウンフォースは失われており、ブレーキが機能しない状態になっていたはずだ」

「一般的に、ダウンフォースというものはコーナリングの際に必要とされるものだと思われているが、ブレーキに与える影響も相当に強大なのだ。ブレーキング時にダウンフォースが失われると何が起こるのか?バクーでの一件はまさにそういう事であり、あのクラッシュが起きたのは必然と言える」

F1とFIA国際自動車連盟は1日、追い抜き機会の向上を目的とするレギュレーション変更を決定。複雑な乱流を発生させる現在のF1マシンのエアロダイナミクスは単純化され、よりシンプルな形状へと変更される事が決定した。

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