バクー市街地サーキットを走る2台のマクラーレンMCL34、2019年F1アゼルバイジャンGP決勝レース
copyright Mclaren

マクラーレン、今季初のW入賞「ドライバーとチーム双方が完璧に仕事をした」F1アゼルバイジャンGP《決勝》

  • Published:

2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝レースに挑んだマクラーレンF1チームは、カルロス・サインツが7位、ランド・ノリスが8位でチェッカーを受け、チームとして今季初めてのダブル入賞を果たした。

「2台共がポイントを獲得してくれた。素晴らしいリザルトだ」とスポーティング・ディレクターのジル・ド・フェラン。暫く振りの好結果に満足感を示したが、タイヤマネジメントに手こずる難しいレースだったと語った。

「もしかすると、傍から見れば単純なレースに見えたかもしれないが、実際にはそうではなかった。クルマのペースは良かったものの、タイヤに関してはレースを通して細心の注意を払わなければならない状態だった」

「ミスなく完璧にレースをコントロールしたランドとカルロスを讃えたい。そして、複雑なレースを完璧にマネジメントした戦略チームにもおめでとうを言いたい。ピットクルーの働きぶりも素晴らしかった」

マクラーレン:F1アゼルバイジャンGP決勝を終えて

カルロス・サインツ決勝: 7位, グリッド: 9番手

予選ではイエローフラッグに邪魔されてしまったけど、今日はしっかりとポイントを獲得できて嬉しい。クリーンなレースさえできれば時間の問題だと思っていた。今日の僕らのペースは終始悪くなかった。今シーズン初めてのダブルポイントフィニッシュだ。懸命な努力を重ねたチームみんなの努力の賜物だ。この後のレースでも、高い野望を掲げてプッシュし続けなきゃね! 母国グランプリの前に、いい流れを作れて良かった。

ランド・ノリス決勝: 7位, グリッド: 9番手

チームとして良いレースになったと思う。今年初めてのダブル入賞だから嬉しいよ。レース全体を通してかなり良い走りが出来た。スタートも今季ベストだったしミスもなかった。第一スティントでは、予想よりも早くタイヤがタレてしまったけど、ミディアムに履き替えたミドルスティントのペースは良かった。

終盤のバーチャルセーフティーカー後は、再びソフトに変える事にした。まだそんなに摩耗してたわけじゃないんだけど、かなり走り込んだ状態だったし、熱を入れるのが難しいかもって思ってね。でも、結果としては間違った判断だったかもしれない。もう少し気温が低かったら上手くいったかもしれないけど。その点は見直す必要があるけど、レースではよくある事さ!


51周で争われた決勝レースでは、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウイン。通算5勝目を上げて優勝した。2位はルイス・ハミルトン。シルバーアローが4連連続1-2を達成した。3位表彰台にはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルが滑り込んだ。

F1アゼルバイジャンGP特集