レッドブル・ホンダRB16をドライブするマックス・フェルスタッペン、2020年F1オーストリアGP予選copyright Getty Images / Red Bull Content Pool

ボッタス開幕PP!レッドブル・ホンダは届かず3番手 / F1オーストリアGP《予選》結果とダイジェスト

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2020年FIA-F1世界選手権 開幕オーストリアGPの公式予選が7月4日(土)にシュタイアーマルク州シュピールベルクに位置するレッドブル・リンクで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが1分4秒111のコースレコードを樹立して、見事ポールポジションを獲得した。

2番手には1000分の12秒という僅差でルイス・ハミルトンが続き、ブラック・アローがフロントローを独占した。メルセデスは全セッションで1-2体制を築く完璧な流れのままに、明日の決勝レースに臨む事になる。

セカンドロウ3番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。最終ラップのセクター1で致命的な遅れがあったとは言え、ボッタスの背中は遥かに遠く62秒サーキットで0.538秒という大差が付いたが、予選会見に臨んだフェルスタッペンは「P3には満足。タイヤ戦略が違うからレースが楽しみ」と楽観的なコメントを残した。フェルスタッペンは唯一決勝をミディアムでスタートする。

もう一台のRB16をドライブしたアレックス・アルボンは、4番手につけたマクラーレンのランド・ノリスに0.42秒届かず、5番手という結果であったが、驚異のダークホースと見なされていたレーシングポイントのセルジオ・ペレスを6番手に抑えた。

最大の波乱はスクーデリア・フェラーリだ。セバスチャン・ベッテルはQ2敗退を喫して11番手に終わり、ルクレールはギリギリで最終ラウンドへと駒を進めたが、ポールポジション争いは夢のまた夢といった具合で、カルロス・サインツ(マクラーレン)、ランス・ストロール(レーシングポイント)、ダニエル・リカルド(ルノー)を辛うじて抑える7番手に留まった。

AT01の性能を目一杯引き出した現れだろうか、アルファタウリ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが12番手、ダニール・クビアトが13番手と仲良く並んだ。

晴天に見舞われた山岳部に位置するレッドブル・リンクを走行するレッドブル・ホンダRB16のマックス・フェルスタッペン、2020年F1オーストリアGP

午前のFP3に引き続き現地シュピールベルク上空には強い日差しが差し、決勝のスタートグリッドを決する争いは気温24℃、路面54℃のドライコンディションでスタートした。

舞台となるレッドブル・リンクは、カレンダーの中で2番目に高いエンジン全開率(72%)を誇るパワーコースで、コーナー数が10とカレンダー最小であるため、ラップタイムが接近する傾向にある。

公式タイヤサプライヤーのピレリは、ハードにC2、ミディアムにC3、ソフトにC4という標準的なコンパウンドを投入。Q3進出者に追加提供されるコンパウンドはソフトタイヤが指定された。

予選Q1:早くも超接近戦が勃発!

エントリーした全20台で争われる予選第1ラウンドのQ1は、1回目のクイックラップを終えて上位10台がコンマ35秒に収まる接近戦となった。トップ通過はフェルスタッペン。ボッタス、ハミルトン、ストロールがこれに続いた。

詳細は不明だが、ハミルトンがステアリングの異常を訴えるシーンがあった。これに対してピットは修正するのは不可能だと伝えた。DAS関連のトラブルかどうかについては不明。

FP3でクラッシュを喫したウィリアムズのニコラス・ラティフィは、メカニックの懸命の努力もあり無事に時間内にコースインするも、パックからは大きく遅れ、予選デビューは20番手最下位という結果に終わった。

ジョージ・ラッセルは1000分の73秒という僅差でQ2進出を逃したものの、アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィを抑えて堂々の17番手タイムをマークした。

ノックアウト

  • ケビン・マグヌッセン
  • ジョージ・ラッセル
  • アントニオ・ジョビナッツィ
  • キミ・ライコネン
  • ニコラス・ラティフィ

予選Q2:勝負に打って出たレッドブル・ホンダ

5台が脱落し残る15台のマシンが挑んだQ2では、決勝のストラテジーを見据えてフェルスタッペンのみがミディアムを履いてコースイン。1回目のラップを終えて暫定10番手につけたベッテルの0.331秒前方、6番手につけた。

手に汗握る2回目のラップでは、殆どのドライバーがタイムを更新できなかったが、ノックアウトゾーンに沈んでいたアルボンが3番手タイムを叩き出して浮上。無事にQ3進出を決めた。

フェルスタッペンは念の為にソフトタイヤでのアタックに着手したが、タイム更新が不要との無線が飛ぶと、フィニッシュライン手前で減速。唯一決勝を中間コンパウンドのミディアムでスタートする事となった。

アルファタウリ・ホンダの2台は惜しくも脱落。フェラーリ勢は10番手と11番手に並び、ルクレールが首の皮一枚で望みを繋いだ一方で、ベッテルがまさかの敗退を喫した。

ノックアウト

  • セバスチャン・ベッテル
  • ピエール・ガスリー
  • ダニール・クビアト
  • エステバン・オコン
  • ロマン・グロージャン

予選Q3:ハミルトン届かずボッタスPP

トップ10グリッドを決する予選最終ラウンドのQ3では、チャンピオンチームが本気モードを起動。1回目のラップを終えてボッタスが自己ベストを1秒近く塗り替える1分2秒939のコースレコードを樹立し、度肝を抜く圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。

フェルスタッペンはハミルトンに続く3番手ながらも、コンマ6秒もの大差が付いた。ノリス、ストロール、リカルドは1チャンスに懸けた。

最終アタック。ボッタスはコース外へと飛び出して砂利を走行し、フェルスタッペンはセクター1で自己ベストにコンマ1秒遅れた。ハミルトンは自己ベストを塗り替えたものの1000分の12秒足らず、ボッタスが開幕戦のポールポジションを獲得した。

F1オーストリア・グランプリ決勝レースは、日本時間7月5日(日)22時10分にスタート。1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。

順位とタイム

Pos No Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:04.111 1:03.015 1:02.939 19
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:04.198 1:03.096 1:02.951 21
3 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:04.024 1:04.000 1:03.477 23
4 4 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 1:04.606 1:03.819 1:03.626 17
5 23 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:04.661 1:03.746 1:03.868 18
6 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:04.543 1:03.860 1:03.868 19
7 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:04.500 1:04.041 1:03.923 20
8 55 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:04.537 1:03.971 1:03.971 18
9 18 ランス・ストロール レーシングポイント 1:04.309 1:03.955 1:04.029 17
10 3 ダニエル・リカルド ルノー 1:04.556 1:04.023 1:04.239 15
11 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:04.554 1:04.206 13
12 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:04.603 1:04.305 14
13 26 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:05.031 1:04.431 14
14 31 エステバン・オコン ルノー 1:04.933 1:04.643 12
15 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:05.094 1:04.691 14
16 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:05.164 8
17 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:05.167 10
18 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1:05.175 8
19 7 キミ・ライコネン アルファロメオ 1:05.224 9
20 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:05.757 12

コンディション

天気
晴れ
気温
24℃
路面温度
54℃

セッション概要

グランプリ名
F1オーストリアGP
セッション種別
予選
セッション開始日時

サーキット

名称
レッドブル・リンク
設立
1969年
全長
4326m
コーナー数
10
周回方向
時計回り

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