ハースのロマン・グロージャンとバトルするトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボン、F1オーストリアGP決勝にてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

トロロッソ、2台入賞圏外「トップスピードなく、追い抜きの格好の餌食」F1オーストリアGP《決勝》

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2019年F1第9戦オーストリアGP決勝レースに挑んだトロロッソ・ホンダは、アレックス・アルボンが15位、ダニール・クビアトは17位と、2台揃って入賞圏外でレースを終えた。

クビアトは予選Q1でのトラフィック、アルボンはエンジン交換によって各々フィールド後方からスタート。16番グリッドのクビアトは、オープニングラップで一気に3ポジションダウンと、出鼻を挫かれた。

苦難の船出を強いられたにもかかわらず、ドライバー達はハース勢と激しい攻防を繰り広げ、観衆のために素晴らしいショーを見せるも結果は奮わなかった。その理由についてテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エジントンは次のように説明した。

「予想外にグリッドが悪かったため集団の中での走行を強いられてしまい、(クリーンエアーを得られないため)ブレーキやパワーユニットの温度管理をしなくてはならず、巻き返しが困難になってしまった」

「アレックスの方はトラフィックを抜けた後、まずまずのラップタイムを刻んで前走車に接近したが、ピットストップでタイムをロスしてしまい、追撃の芽が潰れてしまった。ダニーの方はリアのブレーキダクトにダメージがあったため、タイヤをマネジメントしなければならなかった」

18位でチェッカーを受けたクビアトの後ろは、ドライブスルー・ペナルティーを科せられたハースのケビン・マグヌッセンと、”Cリーグの”ウィリアムズ勢のみ。事実上の最下位と言って差し支えないリザルトだった。

クルマを降りたクビアトは「多くのダウンフォースをつけていた分、レースで格好のカモにされてしまった」と語り、ストレートスピードを抑えたためにオーバーテイクの標的にされてしまった、とレースを振り返った。

トロロッソ:F1オーストリアGP決勝

アレックス・アルボン決勝: 15位, グリッド: 18番手

残念ながら今日は戦えるだけのペースがなく、第一スティントは本当に厳しかった。レース後半はそれほど悪いわけじゃなかったけど、最初のスティントでのタイムロスが大きく、挽回するのは難しかった。

金曜日のロングランペースが好調だっただけに、この結果を受け入れるのは難しい。結局のところ、2戦連続でマシンバランスに苦労してしまったわけで、僕らとしては改善点を早急に見つける必要がある。

ダニール・クビアト決勝: 17位, グリッド: 16番手

昨日の予選を終えてある程度予想はしていたけど、今日は全く楽しめるようなレースじゃなかった。今日はより多くのダウンフォースをつけていた分、レースで格好のカモにされてしまった。

今日は僕らの1日じゃなく、週末全てを通して上手くいかなかったというだけであって、僕らのポテンシャルがこんなものでないことは分かっているから、気持ちを切り替えて前に進む必要がある。

この2戦のことは忘れて、目の前にある次戦以降に向けて、クルマから全てのパフォーマンスを引き出せるよう努力していくつもりだ。


レッドブル・リンクを70周することで争われた2019年の決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが通算6勝目を上げた。

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