フェルナンド・アロンソ、来季インディカー参戦を評価すべく9月5日にテストを実施
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは来季インディカー参戦に向け、F1イタリアGP終了翌週の9月5日水曜にアンドレッティ・オートスポーツ・チームの協力の下、ポートランドのバーバー・モータースポーツパークでテストを実施する。
3度目のF1ワールドチャンピオン獲得の目標に一区切りつけ、今季限りでF1を引退するアロンソは世界三大レース、すなわちF1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディアナポリス500マイルレースの全制覇を次の目標に据えており、2019年シーズンのインディカー参戦を目指して水面下で交渉を進めている。
昨年のインディ500スポット参戦の際にインディカーマシンをドライブしているアロンソだが、今年導入されたユニバーサルエアロを装着したマシンの運転経験はなく、同様にロードコースの走行も未経験。今回のテストを参戦を判断するための材料とするのは間違いないところだが、アロンソ当人はこれを否定。オーバル用ではない通常のインディカーマシンを確認するだけだと主張している。
北米市場のマーケティングとアンバサダーとしてのアロンソ囲い込みを狙うマクラーレンは、アロンソのインディカー参戦を全面的にバックアップする構えを見せており、参戦の暁にはマクラーレン自体も何らかの形でインディカーに関与するものと考えられている。
有力な案としては、昨年のスポット参戦の際に提携したアンドレッティとの再提携。ただしこれには解決すべき問題が一つある。アンドレッティはエンジンメーカーのホンダと契約を結んでいるが、ホンダ側は現状を超える数のマシンにエンジンを供給するのはリソース上無理があると主張。アンドレッティの下でもう1台マシンを用意するにもエンジンが得られない可能性がある。