2022年F1第22戦アブダビGPの3回目のフリー走行が11月19日に行われ、セルジオ・ペレスがレッドブルの僚友マックス・フェルスタッペンを0.152秒差で抑えてタイムシートのトップに立った。角田裕毅（アルファタウリ）は13番手を記録した。

週末最後のプラクティスは気温30.4℃、路面44.2℃のドライコンディションでスタートした。夕刻以降に行われる予選および決勝とはコンディションが大きく異るため、タイムシートにさほど大きな意味はない。

ピエール・ガスリー（アルファタウリ）は奇妙なアクシデントに見舞われた。ターン9の出口で右フロントのホイールカバーが突如、コースに飛び散った。タイヤはパンクした。

曰く、ターン3を通過した段階で既にクルマに異常があったという。ガスリーは破損した状態で走行を続けてピットへと戻った。マーシャルによるデブリ回収のために赤旗が振られた。

ランド・ノリス（マクラーレン）は、赤旗中にハミルトンが自身とハースの2台を追い抜いたと無線で報告。十分な減速をしなかった疑いがあるとして、スチュワードはセッション後に調査を行いお咎めなしの裁定を下した。

好調を背景に打倒フェラーリが期待されるメルセデス勢は、ハミルトンがトップから0.24秒遅れの3番手、ジョージ・ラッセルがコンマ4秒遅れの4番手に並んだ。

6番手に留まったシャルル・ルクレール（フェラーリ）は「スロットルを戻すとエンジンに振動が発生する」と報告。フロントタイヤの摩耗に関しても「良い状況ではない」と不満を訴えた。

マクラーレンのガレージ前のピットボックスの一部が再舗装の影響で滑りやすくなっていた一件については、初日フリー走行を経て昨夜、サンドブラストで表面を荒らす事で対処したとの事で、ほぼ解消されたようだ。

ランド・ノリスは4番手、ダニエル・リカルドは8番手と、コンストラクター4位を争うアルピーヌ勢を抑えてマクラーレンは2台をトップ10圏内に置いた。

全3ラウンド、計1時間が予定されるアブダビGP予選は、日本時間11月19日(土)23時からヤス・マリーナ・サーキットにて行われる。

2022年F1第22戦アブダビGPフリー走行3（FP3）リザルト

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