フェラーリのキミ・ライコネン
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「望んでいた結果を残せなかった」とライコネン、「来年に自信がある」とベッテル / F1アブダビGP《preview》

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フォーミュラ1世界選手権最終アブダビGPに向けて、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがそれぞれコメントを発表した。ベッテルがランキング2位を確かなものにしようする中、ライコネンはベッテルに1.5倍近いポイント差をつけられ5位に沈んでいる。今年一年の総合成績を振り返ったライコネンは、目標とは程遠いものだがその理由は把握できていると語り挽回を誓う。

ベッテルは、アジアラウンド以降立て続けに発生したマシンの信頼性不足が引き金となり失速、ルイス・ハミルトンの4冠を許す事になった。レギュレーションに大きな変更のない2018年シーズン、ベッテルは自身5度目の王者奪還に向けて前向きな要素が多くあると自信をみせる。

フェラーリ:F1アブダビGPに向けて

キミ・ライコネン望んでいた結果を残せなかった

残るレースは後一つだけど、週末へのアプローチも目標も変わらないよ。いつもと同じ。今年の僕らはほとんどのサーキットで速さのある良い車に恵まれたと思う。コースやコンディションによっては最高のマシンだったけど、別の日には他のクルマが僕らよりも上手くやった。個人的には、今シーズンの最終結果は望んでいたものとは全然違うけど、その理由は分かってる。良いレースもあったけど、問題が出てしまったり完走できなかったレースもあった。来年はすべての面で改善できるように頑張るつもりだよ。

セバスチャン・ベッテル来年には希望がある

今年は目標とする頂点に限りなく近づく事ができたけど、シーズン後半で多くの取りこぼしがあったのは確かだね。でもそれと同時に、僕らが達成したことは疑いのないものさ。チームもスピリットも健在だし、来年の希望を与えてくれる多くのポジティブな要素があるんだ。

将来何が起こるかを予測するのは不可能だけど、今年のように集中して取り組めば来年は上手くうまくやれるはずさ。今年のマシンは常に速さがあったけど、時に何か上手く事が回らない事もあった。ある時には大きな成果をあげたけど、別の時にはミスを犯したこともある。でも、それはもう既に起こった出来事だし、これらすべての事から学び突き詰めれば、正しい道を進めると思う。


17年シーズン最終のアブダビGPは、日本時間11月24日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのは反時計回りのヤス・マリーナ・サーキット。決勝は現地夕刻よりスタートするトワイライトレースとなる。

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