アルボン、課題を認識しつつもルーキーイヤーに満足「この経験を来年に活かしたい」F1アブダビGP《決勝》
レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、ルーキーイヤーの2019年シーズンを6位入賞で終えて「この経験を来年に活かしたい」と語り、来シーズンの更なる活躍を誓った。
ヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1最終アブダビGPでアルボンは、ミディアムからハードタイヤへと繋ぐ1ストップ戦略を採用し、残り3周まで5番手を走行していたものの、フレッシュタイヤを履くセバスチャン・ベッテルに交わされ、6位でチェッカーフラッグを受けた。
日産e.damsから引き抜かれる形で今年トロロッソでデビューを飾り、シーズン後半戦の幕開けを告げるベルギーよりレッドブルに移籍。怒涛のようなF1での一年目を終えたアルボンは、ドライバーズランキングで合計92ポイントを獲得して、カルロス・サインツとピエール・ガスリーに次ぐ8位に輝いた。
ルーキーイヤーに満足「この経験を来年に活かしたい」
アレックス・アルボン決勝: 6位, グリッド: 5番手
望んでいたようなレース展開とはならなかった。セブ(ベッテル)をアンダーカットしようとして早めにピットに入ったんだけど上手くいかず、その後はDRSが使えない状態でトラフィックに巻き込まれてしまった。その結果、第2スティントが長くなってしまい、タイヤは最後まで保たなかった。それに、予想以上に早くセブがスティント違いの中団グループを処理したのも誤算だった。
そうは言っても、シーズン全体に関しては満足できる。やるべき事や改善しなきゃならない部分があるのは分かってるけど、ルーキーイヤーなんだからそんなものさ。ペースに関してはまだ改善が必要だけど、レーストリムは良い感じだし、良い経験を積むことが出来た。
来週はテストがあるし、この後もハードワークを続け、来年はもっと強くなって戻ってきたいと思ってる。目の前の自分の仕事に集中できるから、来年のレース活動が決まってる状態で冬が過ごせるのは嬉しい。チームとの仕事が本当に楽しいから、2020年シーズンが待ちきれないよ。
2019年のF1第21戦アブダビGPでは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算50回目のポール・トゥ・ウインを達成。2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に対して17秒という途方も無い差を付けて表彰台の頂点に立った。