
2026年F1日本GPチケット、席数拡充で10月13日販売開始へ―1万8千円から110万円超えまで
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)は、2026年3月27日(金)~29日(日)に開催される「2026 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリ」の観戦チケットを、10月13日(月・祝)11時から公式オンラインショップ「MobilityStation」で販売する。
動員増を受け席数拡充とアクセス改善
2025年に行われた春開催2回目のF1日本GPには、決勝日に115,000人、3日間合計で266,000人が来場。これは2009年の開催再開以降としては、最多動員数となった。人気の高まりを背景に、2026年はさらなる観客受け入れ体制の強化が図られる。
2026年大会では、既存のA1席・E席・G-4席の席数を増やすとともに、G-5席(立体交差 / 大人:28,000円 )、O席(西ストレート / 大人:22,000円)、M席(スプーンカーブ / 大人:28,000円)、P席(Astemoシケイン入口 / 大人:28,000円)、Q1席(Astemoシケイン / 大人:52,600円)といった仮設席を新たに設置する。
また、予約制直行バスの発着地を増設し、西コースエリアへのシャトルバス運行や観戦環境の改善を継続する。具体的には、JR難波駅 (3月27日~29日)、柘植駅、豊田市駅、東岡崎駅、近鉄奈良駅 (3月28日・29日)、阪急大宮駅(3月29日のみ)を新たに設定する。
地域自治体と連携し、多くの来場者が安心・快適に観戦できる環境づくりを進める方針だ。
チケットの種類と価格
観戦券の価格は幅広く設定されている。最も手頃な「西エリア券」は18,000円から、一方でメインスタンド上段の「V2席」は105,000円、最上級の「Formula 1 Paddock Club」は1,100,000円となる。そのほか、VIPスイート・プレミアム(600,000円~)、R-BOX(1,100,000円~)など多彩な席種が揃う。
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2026年F1日本GP(鈴鹿サーキット)の観戦エリアとチケット図、2025年8月28日
西エリア券
- 大人:18,000円
G席
- 130R(T15)・立体交差(T10)
- 大人:22,000円~
O席
- 西ストレート(T14-15)
- 大人:22,000円
M席
- スプーンカーブ(T14)
- 大人:28,000円
P席
- Astemo シケイン入口(T16-T17)
- 大人:28,000円
D席
- S字コーナー(T5)~逆バンク(T6)
- 大人:31,600円~
E席
- NIPPOコーナー(T7)
- 大人:35,000円~
H席
- 110R(T10)
- 大人:40,000円
C席
- 2コーナー(T2)~S字コーナー(T3)
- 大人:42,000円~
I席
- NISSINブレーキヘアピン(T11)
- 大人:45,000円~
車いす券
- 大人:50,000円~
Q1席
- Astemo シケイン(T16-17)
- 大人:52,600円~
R席
- 最終コーナー(T18)
- 大人:60,000円
S席(ファミリーシート)/S-BOX
- 最終コーナー(T18)
- 大人:60,000円~
A1席
- メインストレート(T0)
- 大人:63,000円~
B1席
- 2コーナー(T2)
- 大人:63,000円
カメラマンエリア券
- 大人:63,000円~
B2席
- 2コーナー(T2)
- 大人:74,600円~
A2席
- メインストレートエンド(T1)
- 大人:86,000円
Q2席
- Astemo シケイン(T16)
- 大人:88,000円
V1席
- グランドスタンド 下段(T0)
- 大人:94,000円~
V2席
- グランドスタンド 上段(T0)
- 大人:105,000円~
VIPスイート・プレミアム
- グランドスタンド最上部(T0)
- 中学生以上共通:600,000円~
Champions Club
- 様々な体験プログラム付きのパッケージ
- 詳細未定
GRAN VIEW
- 最終コーナー(T18)
- 3歳以上共通:900,000円~
R-BOX
- 最終コーナー(T18)
- 3歳以上共通:1,100,000円~
Formula 1 Paddock Club
- ホームストレート(T0)
- 8歳以上共通:1,100,000円
金曜日券
- 追って詳細公開
前売駐車券
- 詳細は9月19日(金)頃に詳細公開
販売スケジュール
全席種は10月13日から販売され、販売終了日は券種により2026年2月15日から3月26日まで段階的に設定されている。販売予定数に達した場合は期間前に終了し、当日券は販売されない見込み。
なお、アメリカン・エキスプレス(Amex)はカード会員向けに、9月よりチケットを先行販売する。
期待高まる2026年大会
過去最多の動員数を記録した2025年に続く2026年大会は、席数拡充とアクセス改善によりさらなる来場者増に備える。春の恒例イベントとして定着しつつあるF1日本グランプリは、国内外のファンに向けて新たな盛り上がりを提供することになりそうだ。