ホンダF1、今季最後の予選に向けトラブルフリーで順調発進「データを解析しセッティングを最適化していく」
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、12月11日(金)に行われた2020 F1第17戦アブダビGP初日プラクティスを振り返った。
ホンダF1エンジン勢は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがFP1でトップタイムをマーク。夕刻後のFP2でも3番手を刻み、メルセデス勢に迫った。僚友アレックス・アルボンも2回のセッションで共に4番手を獲得した。
アルファタウリ勢はダニール・クビアトが11番手、ピエール・ガスリーが13番手と、ライバルに先行を許す形で初日を締め括ったが、クビアトから5番手ランド・ノリス(マクラーレン)までは僅か0.158秒の僅差で、チャンスは大いに残されている。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 |
---|---|---|---|---|---|
3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:37.046 | +0.770 | 29 |
4 | アルボン | レッドブル | 1:37.263 | +0.987 | 32 |
11 | クビアト | アルファタウリ | 1:37.596 | +1.320 | 31 |
13 | ガスリー | アルファタウリ | 1:37.900 | +1.624 | 31 |
Honda:F1アブダビGP初日を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日のシーズン最終戦初日は、2チーム・4台ともに大きなトラブルはなく、スムーズな1日となりました。
ここはオーバーテイクが比較的難しいサーキットですので、明日の予選で良いポジションを確保する事が大切です。また、予選と日曜のレースは17時の開始ですので、同時刻に行われた今日のFP2のデータが特に重要となります。
今シーズン最後となる明日の予選に向けて、今晩はFP1とFP2のデータを十分に解析してセッティングの最適化を図っていきます。
初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。2番手に付けた僚友ルイス・ハミルトンを0.203秒差で退けた。3番手には0.77秒遅れでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。
F1アブダビグランプリ3回目のフリー走行は日本時間12月12日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。