夜のヤス・マリーナ・サーキットを走行するレッドブル・ホンダRB16copyright Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダ 3-4で初日締め、出火したC39を自ら消火するキミ・ライコネン / F1アブダビGP《FP2》結果とダイジェスト

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夕暮れから日没へーー 2020年 F1第17戦アブダビGP金曜2回目のフリー走行が現地12月11日17時より90分間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが初日をトップで締め括った。

スロットルペダルに問題を抱える場面もあったが、ボッタスはセッション開始から30分が経過したところで1分36秒276を記録。コロナ復帰の僚友ルイス・ハミルトンを0.203秒差で2番手に抑えた。

ハミルトンは最終盤、コースインの際にギアが入らないトラブルに見舞われ、ハースF1チームのガレージ前で停止。ピットへと戻り、ステアリングを交換するシーンもあった。この日のメルセデスは信頼性に欠けていた。

3番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが0.77秒差で続いた。予選シミュレーションでソフトを履いたフェルスタッペンは、セクター1で全体ファステスト、セクター2でも堅実なタイムを刻んだが、セクター3でトラフィックに捕まり計測を断念した。なお上位3台は全てミディアムでの計測タイムとなった。

4番手には同じくRB16を駆るソフトタイヤのアレックス・アルボンが続き、レッドブル・ホンダ勢は3-4番手で初日を終えた。

予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温24.7℃、路面31.2℃のドライコンディションでスタート。最終的に日の入りを経て、気温は23℃、路面は27℃程度にまで低下した。

ピレリは来季2021年用のC4コンパウンドに相当するプロトタイプタイヤを持ち込み、全ドライバーに最低8周の走行が義務付けられた。大部分はセッション序盤にタスクを消化したが、メルセデスとハースは来季を見据えてか、終盤にも再度プロトタイプで周回を重ねていた。

夕暮れ時のヤス・マリーナ・サーキットを走行するルノーR.S.20

残り20分を切ったところで、キミ・ライコネン駆るアルファロメオC39のリアが出火するアクシデントがあり、セッションは一時赤旗中断となった。

クルマを降りた41歳のフィンランド人ドライバーはマーシャルに消火器を要求。自ら消火活動を行い失火を確認すると、ボディーワークを剥がして損傷具合をチェックし、その後、ゴルフカートに乗ってガレージへと戻っていった。

フェルスタッペンはオイルが燃える匂いがしていたと証言しており、燃え方を見てもオイルリークによる火災が疑われる。

激戦のミッドフィールド争いは、マクラーレンのランド・ノリスが5番手タイムを刻み、ルノーとレーシングポイントを僅差で抑えて中団最速の座を手にした。なお6番手のエステバン・オコン(ルノー)から10番手のランス・ストロール(レーシングポイント)までの5台が1000分の55秒にひしめく大接戦だった。

燃圧トラブルでFP1を棒に振ったダニエル・リカルド(ルノー)は、1分37秒508の9番手をマークしたが、8番手に付けたシャルル・ルクレール(フェラーリ)と全くの同タイムだった。

なお7番手に付けた前戦ウィナーのセルジオ・ペレス(レーシングポイント)はソフトを履いておらず、潜在的なラップタイムはノリスに並ぶものと考えられる。ペレスはパワーユニット交換ペナルティで最後尾スタートが決定しているため、ショートランを重視していない。

ライバル達の鍔迫り合いを横目に、アルファタウリ・ホンダ勢はやや後退。ダニール・クビアトは11番手、ピエール・ガスリーは13番手でクルマを降りた。

ハミルトンの復帰に伴いウィリアムズへと戻ったジョージ・ラッセルは、僚友ニコラス・ラティフィにコンマ3秒差を付ける18番手タイムでヘルメットを脱いだが、クルマに問題を抱えているようで、アルファロメオ同様に明日に向けて修復が必要な状況と見られる。

2020年F1第17戦アブダビグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間12月12日(土)19時から1時間半の日程で開催される。

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