シルバーストーン・サーキットを走行するメルセデスとレッドブル・ホンダ、70周年記念GPcopyright Red Bull Content Pool

メルセデス 圧倒的ペース健在…ホンダ勢は3番手、代打ヒュルケンベルグは4番手 / F1-70周年記念GP《FP1》結果とダイジェスト

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シルバーストン・サーキットでの第2レースとなる2020年F1世界選手権70周年記念GPが、8月7日にシルバーストン・サーキットで開幕を迎え、日本時間19時から金曜1回目のフリー走行が行われた。

グランプリ一発目のセッションを制したのは、契約延長を手にしたばかりのバルテリ・ボッタス。1分26秒166のトップタイムを記録した。2番手にはトップから遅れる事0.138秒でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが1-2体制を築いた。メルセデスは今年4月に90歳で亡くなった地元出身のスターリング・モスを讃えて、「W11」のノーズにモス卿を象徴する馬蹄型のエンブレムを掲げている

故スターリング・モスを追悼する意味でメルセデス「W11」に掲げられた馬蹄形のエンブレム、70周年記念GPにて

金曜午前の現地シルバーストンは雲ひとつない快晴に恵まれ、セッションは気温25.1℃、路面温度32.6℃のドライコンディションでスタートした。チェッカーフラッグが振られた際には、気温が30度近くにまで達した。

公式タイヤサプライヤーのピレリは、前戦よりも一段柔らかい中間レンジのC2からC4までの3種類のコンパウンドを持ち込み、最低内圧を前後共に引き上げた。ただでさえタイヤにキツイのがシルバーストン。最も柔らかいC4に関しては、何名かのドライバーが2周のクールダウンラップをとってさえ機能しないと不満を訴えていた。予選でのタイヤ選択が注目される。

ハード(C2)とミディアム(C3)は前戦での使用データがあるため、チームは未知のソフト(C1)のみを履いて周回を重ねた。90分間のセッションでソフトコンパウンド以外のタイヤを履いたマシンはいなかった。

先週末のダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)のクラッシュを受けて、ターン11のランオフエリア後方に全長約36mのタイヤバリアが設置された。また、ターン14のエイペックス側の縁石も、ターン13の出口方向に向かって30m延長されている。

ホンダエンジン勢は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップからコンマ7秒落ちの3番手につけた。先週末に引き続きアンダーステアに不満を訴えていたアレックス・アルボンは6番手タイムを記録した。メルセデスとのギャップは依然として大きいように見受けられる。

アルファタウリ勢は、クビアトがセッション開始直後にヘッドレストに問題があると無線で訴えていたが、最終的には見事9番手タイムをマーク。ピエール・ガスリーも11番手を刻み、先週末の勢いを感じさせている。

フェラーリは週末に先立ってフィルミングデーを利用したテストを実施。シャルル・ルクレールが5番手、セバスチャン・ベッテルが7番手タイムを記録し、1段階前進した様子を伺わせる。

セッション開始前には、レーシングポイントF1チームに対するルノーの抗議が認められ、スチュワードがシルバーストン本拠のチームにチャンピオンシップポイントの剥奪及び罰金を科す裁定を下した

重なる不運か幸運か。セルジオ・ペレスが再び陽性反応を示したため、レーシングポイントは再度、ニコ・ヒュルケンベルグを代役に起用。”スーパーサブ”は、フェルスタッペンに1000分の49秒と迫る4番手タイムをマークした。一方のランス・ストロールは、ヒュルケンベルグからコンマ6秒遅れの8番手でヘルメットを脱いだ。

R.S.20の新しいアップグレードによって、先週末のレースで4位と6位という好結果を上げたルノーは、エステバン・オコンが10番手、ダニエル・リカルドが17番手につけた。

アルファロメオ・レーシングは、マシン開発のためにアントニオ・ジョビナッツィに代えてロバート・クビサにC39のステアリングを託した。今季3度目の登板となったクビサは、僚友キミ・ライコネンからコンマ3秒遅れの18番手タイムを残した。

2020年F1第5戦70周年記念グランプリ2回目のフリー走行は、日本時間8月8日(金)23時から1時間半の日程で開催される。

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