F1シュタイアーマルクGPでレースを戦うレーシングポイントRP20の2台
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FIA国際自連、レーシングポイントRP20の違法性を認定…罰金とポイント剥奪

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国際自動車連盟(FIA)は70周年記念GPの初日朝、レーシング・ポイントF1チームの今季型F1マシン「RP20」のブレーキダクトを巡るルノーの抗議を認め、チームに40万ユーロ(約5000万円)の罰金を科すとともに、コンストラクター選手権での15ポイントの剥奪を行う裁定を下した。

ルノーは「RP19」がメルセデスの2019年型マシン「W10」のコピーであるとして、第2戦シュタイヤーマルクGPから第4戦イギリスGPまでの3レースで抗議を行った。レーシングポイントはこの間に34ポイントを獲得。ポイント剥奪の結果、チームのスコアは42ポイントから27ポイントへと減少し、チャンピオンシップでのポジションは5位から6位へと後退する。

スチュワードは「RP20」に搭載のブレーキダクトについて、フロント側は昨年の「RP19」に搭載されていたダクトの進化型であるとして独自設計を認定した一方、リア側は「RP19」に搭載されていたものとは関連がなく、メルセデス「W10」のダクトを模したものだと判断した。

更に、投じられた設計コストを考慮して、ブレーキダクトの”主たる”設計者はレーシングポイントではなくメルセデスだと結論づけた。本来投じるべき設計コストを圧縮した事で、レーシングポイントは他の箇所の設計により多くの労力を割くことが可能となり”不当な形で競争上の優位性を得た”と見なされた。

つまり、本件に関してはスポーティング・レギュレーション違反が認められた形であり、技術的には規約に準拠していると判断された格好だ。技術規約への違反であれば失格処分が相当だが、競技規約での違反との事で最悪の事態は免れた。

FIAは声明の中で「スチュワードは、RBD(リアブレーキダクト)が2020年FIA F1テクニカルレギュレーションに準拠している以上、レーシングポイントがBDの再設計や再エンジニアリングを行うことは現実的ではないと認識している」とも述べ、レーシングポイントが今後のレースで同じダクトを使用したとしても戒告のみで罰則は科されないと明言した。デザイナーの頭の中には既に図面が記憶されており、この状態で再設計しろと言うのは無茶との判断だ。

FIAは更に、レーシングポイントが意図的にルールを破ったとは見なしておらず、調査への姿勢は「オープン」かつ「協力的」であったと付け加えている。

この結果、レーシングポイントには1台あたり2万ユーロの罰金が科されると共に、1台あたり7.5ポイントのチャンピオンシップポイントが剥奪される事になるが、チームには24時間を期限とした控訴権が認められており、現在国際スポーティングコード第15条に従って控訴するかどうかを検討している。

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