《動画》面白チームラジオ集:ベッテル「ったく…何でいつもマッサなんだよ…!?」2017年F1スペインGP
2017年第5戦スペインGPで飛び交ったチームラジオの中から、興味深いやり取りを厳選した動画が公開された。その中から特に面白いものを6つチョイスして以下に紹介する。
ホンダF1エンジンにダメ出しするアロンソ
金曜初日午後の2回目のフリー走行でのマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソの無線。
アロンソ「エンジンの感触は良いよ。でも以前よりかなり遅い。…ビビるね」
ホンダエンジンを強烈に皮肉るアロンソ。この後アロンソは予選7番グリッドを獲得、レーシングディレクターのエリック・ブーリエは「この成果はホンダのアップデートなしには得られなかった」とコメントしている。
お前が落ち着け..サインツvsマグヌッセン
決勝レース14周目のカルロス・サインツとケビン・マグヌッセン。タイヤ交換のために同時にピット・インした両者、ピット出口で横並びになりサインツがコース外に出てしまう。
トロ・ロッソ陣営
サインツ「アイツ僕のことを見た。押し出してきやがった!」
ピット「見たよ。こっちも確認したよ。押し出したね。」
ハース陣営
ピット「スチュワードに報告してるから。ケビン、詳細を教えてくれ。教えてー!」
マグヌッセン「あいつが単に芝の方に出てっただけだよ。自分から芝に出るなんてどうかしてるぜ」
ピット「OK!OK!わかったから落ち着けって!冷静になれって!見たことを全部報告してるから。皆わかってるからダイジョブだってー!!」
…落ち着くべきはマグヌッセンのエンジニア。
疲労困憊のルイス・ハミルトン
決勝レース20周目のルイス・ハミルトン。エンジニアからの再三の無線に対して息を切らせながら…
ハミルトン「必要なら少しは良いけど…さ…(息切れ)…。。」
猛プッシュ中のハミルトンは強烈な横Gに耐えており、90分程のレース中に2kgも体重が落ちたほど疲労していた。ピットに対して「喋るなよ」と言うのも頷ける。
またしてもマッサ…
60周目、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとウィリアムズのフェリペ・マッサ。周回遅れのマッサはベッテルに道を譲ろうとするも、タイミングが悪くベッテルが抜きそびれた場面での無線。
マッサ「(あそこで抜いてこなかったのは)彼はビビったんだよ!」
ベッテル「ったく…何でいつもマッサなんだよ…!?」
ベッテルとマッサは第4戦ロシアGPでも同様のシーンに出くわしており、マッサを抜き損ねたベッテルが汚れたラインを走行、手を上げ怒りのジェスチャーを見せていた。動画はこちらから視聴できる。