
角田裕毅、アタック2度完遂できず後退…ラッセル最速、マックスとルイスは“一悶着” / F1イタリアGP 2026《FP3》結果と詳報
2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行3回目(FP3)が9月5日(土)にモンツァ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が後続に大差をつけ、初日のFP2に続いてベンチマークを記録。ポールシッター最有力候補として予選に臨むこととなった。
2番手には0.226秒差でルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手には0.350秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が続いた。
角田裕毅(レーシング・ブルズ)は、終盤に新品タイヤでタイム更新を狙ったものの、2度にわたってアタックをまとめ切れず15番手。チームメイトのアーヴィッド・リンブラッドは中団最上位の7番手につけ、両者の差は1.093秒に達した。
アストンマーティン・ホンダ勢は引き続き後方に沈み、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが22番手の最下位で、予選前最後のプラクティスを終えた。
ラッセル圧倒リードも妨害目立つ
メルセデスは2台をトップ4に送り込んだ。アンドレア・キミ・アントネッリはパワーユニット(PU)交換に伴う30グリッド降格ペナルティを背景に、一貫して決勝を重視したプログラムに取り組みながらも4番手タイムを記録した。
3連勝を目指すランド・ノリス(マクラーレン)は5番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)は6番手。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は8番手にとどまった。
ラッセルは最速タイムを記録した一方、他車の走行を妨げる場面も目立った。セッション中盤には第2シケインでリアム・ローソン(レッドブル・レーシング)とエステバン・オコン(ハース)の進路を塞ぎ、無線で「行く場所がなかったんだ!」とチームに訴えた。
Traffic everywhere!
Russell and Lawson almost tangling at the second chicane#F1 #ItalianGP pic.twitter.com/GJTrvC55nf
— Formula 1 (@F1) September 5, 2026
最終盤にもピアストリの走行を妨げる格好となった。ピアストリはこのラップで自己ベストを更新したものの、ポジションを改善することはできなかった。
リンブラッド7番手、角田はアタック完遂できず
レーシング・ブルズではリンブラッドが初日のフリー走行に続き、中団勢の最上位となる7番手を記録した。アルピーヌ勢が2台そろってトップ10に浮上する中でも、その前を守った。
対照的に、初日を10番手で締め括っていた角田は15番手にとどまり、リンブラッドとの差は1.093秒まで広がった。FP3では2セットの新品タイヤを投入し、周回を重ねながらタイム更新を狙った。
終盤のランでは第2シケインを過ぎたところでアタックを中止し、そのままガレージへ戻った。最終盤に再びコースへ出ると、1周のプレップラップを挟んで最後のアタックを開始した。
この周回では前を走るリンブラッドのトウを利用してラップ前半を走ったが、再びアタックを中止。路面状況が改善する中、セッション前半に記録したベストタイムを更新できなかった。
ローソンは12番手。残り37分には第1シケイン出口でリアを滑らせてスピンし、黄旗の原因を作った。ローソンは無線で、グリップ不足が原因で自分にはどうすることもできなかったと報告した。
フェルスタッペン3番手、ハミルトンと危機一髪
フェルスタッペンは3番手まで前進し、少なくともレッドブルRB22の1ラップペースは初日から大きく改善されたように見えた。
一方で、フェルスタッペンとハミルトンは、セッション終了間際の第1シケインであわや接触かというシーンを演じた。
両ドライバーが最後のアタックラップに向けて準備を進めるなか、フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼから、ハミルトンを抜くよう指示が飛んだ。
フェルスタッペンはアスカリ・シケインへ向かうところでハミルトンを抜いたが、最終アルボレート・コーナーで抜き返され、スタート/フィニッシュラインを通過する際、ハミルトンに親指を立るような素振りを見せた。その後のターン1ではイン側に深く飛び込み、ハミルトンは接触を回避するためにランオフエリアに飛び出した。
「彼がそうさせたんだ」とフェルスタッペンは主張した。一方、ハミルトンは「マックスにブロックされた」と話した。
Max and Lewis going wheel to wheel down the main straight 😮#F1 #ItalianGP pic.twitter.com/xrTXkrvVqg
— Formula 1 (@F1) September 5, 2026
アストンマーティン・ホンダ19、22番手
アストンマーティン・ホンダ勢はFP3でも厳しい状況が続き、キャデラック勢とともにタイムシート後方に並んだ。アロンソはその4台の中では最上位となったものの19番手。ストロールは22番手で、再び最下位に終わった。
一方、中団ではアルピーヌ勢が一気にギアを上げ、2台そろってトップ10に食い込んだ。初日を終えて余力があると楽観的な姿勢を見せていたピエール・ガスリーは9番手を記録。フランコ・コラピントはセッション最初のラップで第1シケインをカットし、出足をくじかれたが、それでも最終的には10番手まで浮上した。
アレックス・アルボン(ウィリアムズ)はステアリングホイールに問題を抱え、マシンは序盤にガレージへ押し戻され、18番手でFP3を終えた。
全3ラウンド、計1時間が予定されるF1イタリアGPの公式予選は、日本時間9月5日(土)23時からモンツァ・サーキットにて行われる。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第13戦 イタリアGP フリー走行3(FP3)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:22.219 | 0.000 | 13 |
| 2 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:22.445 | 0.226 | 21 |
| 3 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:22.569 | 0.350 | 24 |
| 4 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:22.580 | 0.361 | 18 |
| 5 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:22.625 | 0.406 | 18 |
| 6 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:22.708 | 0.489 | 21 |
| 7 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:22.724 | 0.505 | 21 |
| 8 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:22.773 | 0.554 | 21 |
| 9 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:22.898 | 0.679 | 24 |
| 10 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:23.101 | 0.882 | 23 |
| 11 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:23.126 | 0.907 | 22 |
| 12 | 30 | ローソン | レッドブル | 1:23.203 | 0.984 | 23 |
| 13 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:23.298 | 1.079 | 21 |
| 14 | 87 | ベアマン | ハース | 1:23.585 | 1.366 | 23 |
| 15 | 22 | 角田裕毅 | レーシングブルズ | 1:23.817 | 1.598 | 16 |
| 16 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:23.875 | 1.656 | 28 |
| 17 | 31 | オコン | ハース | 1:24.020 | 1.801 | 25 |
| 18 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:24.437 | 2.218 | 29 |
| 19 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:24.919 | 2.700 | 20 |
| 20 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:25.004 | 2.785 | 20 |
| 21 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:25.031 | 2.812 | 20 |
| 22 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:25.555 | 3.336 | 20 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 31℃ |
| 路面温度 | 52℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1イタリアGP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行3 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | モンツァ・サーキット |
|---|---|
| 設立 | 1922年 |
| 全長 | 5793m |
| コーナー数 | 11 |
| 周回方向 | 時計回り |