パドックを歩くマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2026年10月8日(木) F1シンガポールGPメディアデー(マリーナベイ市街地コース)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、誹謗中傷を受け声明「声を上げる必要があると感じている」GT僚友ルーアムを擁護

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、ポルトガルでのGTレースを共に戦ったクリス・ルーアムに対するSNS上の誹謗中傷を非難した。ルーアムはレース中盤、他車をスピンさせたとしてドライブスルー・ペナルティを受けて後退。4度のF1王者は、レース後に個人攻撃を受けたチームメイトを擁護した。

フェルスタッペン、ルルハムへの中傷を非難

2人はベン・バーニコートと共に、10月17日(土)にアルガルヴェ・サーキットで行われたGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCE)耐久カップにフェルスタッペン・レーシングから出場した。

ルーアムにペナルティが科されたことで、フェルスタッペンは24番手まで後退した時点でステアリングを引き継ぐこととなった。さらにセーフティーカー(SC)の導入により、挽回するための時間は削られた。

残り23分のリスタート時には19番手と劣勢を強いられていたが、その後は怒涛のオーバーテイクショーを披露。総合9位でチェッカーフラッグを受けると満面の笑みを見せ、メインスタンドの観客から大歓声を受けた。

フェルスタッペンはインスタグラムに声明を掲載し、「レース後にクリス(ルーアム)が受けている誹謗中傷について、僕も声を上げる必要があると感じている」と記した。

「コース上での出来事について、誰もが自分の意見を持つのは自由だけど、こうした個人攻撃は許されるものじゃない」

「クリスは本当に力強いスティントを走ったし、誰にでもミスは起こり得る。僕らのスポーツに、そしてそれ以外の場所であっても、こうした中傷が許される余地などあってはならない」

イギリス出身のルーアムはジュニア・フォーミュラを経てシムレーシングの世界に転向し、2021年にチーム・レッドライン(現フェルスタッペン・シムレーシング)に加入。2024年には実車レースに復帰し、昨年のGTWCE耐久カップでは、ティエリー・フェルミューレンとともにゴールドクラスのタイトルを獲得した。

また、昨年のニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第9戦では、4時間のレースで一度も首位を譲らず、フェルスタッペンのGT3デビューウィンに貢献している。

SNS上の誹謗中傷、モータースポーツで続く

SNS上の誹謗中傷は、F1を含むモータースポーツ全体で深刻な課題となっている。

国際自動車連盟(FIA)は、「United Against Online Abuse(ネット中傷と闘う連帯、UAOA)」キャンペーンを通じ、教育的・技術的・規制的アプローチを組み合わせた多角的な対策を推進しているものの、依然として問題は続いている。

今季のF1では、特にフランコ・コラピント(アルピーヌ)が関係するインシデントを巡って誹謗中傷が繰り返されており、最近ではコラピント自身がファンに対し、「僕の助けになっていない」と訴え、他のドライバーへの誹謗中傷を止めるよう求めている。