
メキーズ、角田裕毅に贈った「見事な仕事」一丸となって掴んだマックスのポール。”センセーショナルな展開”に士気は最高潮
2025年F1第24戦アブダビGP予選を終え、レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるローラン・メキーズは、マックス・フェルスタッペンのポール獲得に向けて献身的な役割を果たした角田裕毅に対し、賛辞を贈った。
歴史的な逆転タイトルが懸かる重要な局面で、角田は自身の予選結果よりもチームとしての結果を優先し、チームプレイヤーとしての役割を全うした。
「マックス、ユーキ、そしてチーム全員が今日は本当に信じられないほど素晴らしい仕事をしてくれた」
メキーズは予選をそう振り返り、角田の働きを高く評価した。
「我々は2台ともをQ3に送り込む素晴らしい成果を上げることができた。ユーキは最初のランでマックスにトウを与える見事な仕事をしてくれた」
Courtesy Of Red Bull Content Pool
ヤス・マリーナ・サーキットを駆け抜ける角田裕毅のレッドブル・レーシングRB21、2025年12月6日(土) F1アブダビGP予選(ヤス・マリーナ・サーキット)
メキーズが「見事な仕事」と称えた背景には、角田が置かれていた厳しい状況があった。
角田は直前のFP3でアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に衝突され、マシンにダメージを負った。その影響で予選では、パフォーマンスの劣る旧スペックのフロアでの出走を強いられた。
それでも角田は諦めなかった。Q1を0.008秒差、Q2を0.007秒差という紙一重の差で突破し、意地のQ3進出を果たすと、そこでエースのサポート役に回った。
劣勢を覆し、士気は最高潮へ
そのバトンを受け取ったフェルスタッペンも、王者にふさわしい走りを見せた。
Q3に新品ソフト2セットを残すべく、中古タイヤのみでQ2突破を果たすと、Q3では角田の援護を受けて暫定ポールへ。そして最終アタックでは第1・2セクターで全体ベストを記録し、ランキング首位のランド・ノリス(マクラーレン)を0.201秒差で2番手に退けた。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
2025年F1第24戦アブダビGPの予選でポール・ポジションを獲得しガッツポーズを見せるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2025年12月6日、ヤス・マリーナ・サーキット
メキーズは、金曜日の劣勢から巻き返したチーム全体の努力を称賛する。
「昨日の時点で我々は最速のチームではなかったが、クルマはセッション毎に大幅に改善していき、今夜の予選に向けて完璧な状態へ仕上がっていった」
「クルマの適切なウインドウをしっかり見極め、そのポテンシャルを全て引き出せる状態にしてくれた全員に“よくやった”と伝えたい」
「ここにいる全員、そしてミルトンキーンズのファクトリーで働く全てのメンバーが、この位置、つまりシーズン最終盤までタイトルを争える位置を掴むために努力を重ねてきた。これは誇るべきことだ」
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予選後のパルクフェルメでケリー・ピケと抱き合ってポールポジション獲得を喜ぶマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2025年12月6日(土) F1アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)
運命の決勝を前に、レッドブル陣営の士気は最高潮に達している。
「もちろん、土曜の予選ではポイントは得られないが、我々は、全力を尽くせる状況を自ら作り上げた」
「我々の後方のレース展開については我々の手の及ぶところではないため、明日の決勝ではクルマから全てのパフォーマンスを引き出すことに全神経を注ぐことになる」
「明日何が起ころうとも、シーズンの締め括りとしてはセンセーショナルな展開になっている」
2025年F1アブダビGP予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間12月7日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5281mのヤス・マリーナ・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。