角田のノリス妨害、FIAがレッドブルの過失を厳しく指摘「GPSを見れば一目瞭然」チームを処分。ドライバーには警告

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2025年F1第24戦アブダビGPのスチュワードは、フリー走行3回目(FP3)で発生した角田裕毅(レッドブル)によるランド・ノリス(マクラーレン)への進路妨害インシデントについて、チーム側に1万ユーロ(約180万円)の罰金を科すことを決定した。

また、角田に対する処分は警告に留められた。これにより、グリッド降格ペナルティは回避された。

「GPSを見れば一目瞭然」チームの失態

インシデントが発生したのは、ターン15から16にかけてのブラインド区間だった。この高速セクションでノリスは、スロー走行中の角田に遭遇。衝突を避けるためにランオフエリアへの退避を余儀なくされた。

デレク・ワーウィックを含む4名のスチュワードはセッション後、ドライバー、チーム代表者への聴取に加え、ポジショニングデータ、映像、無線記録などを精査した結果、今回のインシデントの主たる原因はチームの不適切な情報伝達にあると結論付けた。

ノリスがラップの前半部分でプッシュしていなかったため、レッドブル側は「ノリスはアタックラップ中ではない」と解釈した。だがノリスはその後、ペースを上げてプッシュランを継続していた。

スチュワードはチームの過失を厳しく指摘した。

「ターン9に接近する時点で、チームが利用可能なGPSマップ上では、スロー走行中の角田にノリスが急速に接近していることは一目瞭然だった」

「にもかかわらず、22号車のチームは、”アタックラップ中”の他の後続車に関する情報だけをドライバーに伝え続けていた」

角田の担当レースエンジニアを務めるリチャード・ウッドは、後方でアラックラップを走っていたシャルル・ルクレールやカルロス・サインツの情報は伝えていたものの、ノリスに関する情報は一切伝えていなかった。

スチュワードは「22号車のチームはドライバーに警告すべきだったし、そうするための十分な時間もあった」と断じ、レッドブルに罰金処分を下した。

角田にも戒告処分、その理由は?

一方、適切な情報を与えられなかった角田に対しても、警告処分が下された。

スチュワードはその理由について、「チームからの警告がなかったとしても、スロー走行中に走行ラインを走るべきではなかった」と指摘した。

チームからのインフォメーションの有無にかかわらず、スロー走行時は後続の邪魔にならない位置を走る義務があるという原則が適用された形だ。

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