
F1アブダビGP:ノリス妨害で角田裕毅を召喚…原因はレッドブル側の”誤認識”か、それとも。
2025年F1第24戦アブダビGPのフリー走行3回目(FP3)でランド・ノリス(マクラーレン)の進路を妨害した可能性があるとして、角田裕毅(レッドブル)がセッション後にスチュワードに召喚された。
ドライバーの不注意により発生したインシデントと見なされる可能性もあるが、レッドブルは無線を通して角田に対し、ノリスは「クールダウンラップ中だった」と伝えており、後方からの接近を一切警戒していなかった様子が浮かび上がる。
インシデントが発生したのは、ターン15から16にかけてのブラインド区間だ。この高速セクションでノリスは、スロー走行中の角田に遭遇。衝突を避けるためにランオフエリアへの退避を余儀なくされた。
ノリスは、無線で怒りを露わにした。
「このスポーツには、実際に目が見えていない連中がいるらしいな。信じられないよ」
Here's that Norris/Tsunoda moment 🫣#F1 #AbuDhabiGP pic.twitter.com/rYLDFzeRXY
— Formula 1 (@F1) December 6, 2025
レッドブルは角田に対し、ノリスが急接近していることを一切警告していなかった。角田はランオフエリアに飛び出たノリスの目にすると、無線で状況確認を求めた。
「ノリスはプッシュしていたの? 」
これに対し、レースエンジニアのリチャード・ウッドは次のように返答している。
「いいや。彼はクールダウンラップ中だった」
チームはニアミス発生後でさえ、ノリスは高速で走行していなかったという認識を角田に伝えていた。一方で、ノリスはラップ全体を通してプッシュしていたわけではなかった。
最終的には不問とされたものの、レッドブルでは、前日のFP1でもマックス・フェルスタッペンとノリスの間で類似のインシデントが発生しており、その際も担当エンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼから矛盾する情報がドライバーに伝えられていた。
デレク・ワーウィックを含む4名のスチュワードは、角田がF1競技規則第37条5項に違反した疑いがあるとして、予選前の現地時間16時より聴聞を行う予定だ。
角田はこのセッション中、ピットレーンでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に追突された件でも召喚されており、こちらは現地時間16時40分から聴聞が行われる。