アストンに高額罰金、「数時間待ちぼうけ」のF1ファンへ”豪華な罪滅ぼし”も…アロンソ&ストロール欠席で

  • Published:
  • Googleで優先するソースとして追加する

2025年F1第24戦アブダビGPのスチュワードはアストンマーチンに対し、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが金曜日のファン交流イベントを欠席したとして、ドライバー1名につき2万5000ユーロ(約450万円)、計5万ユーロの罰金を科した。

イベント2日目の朝、両ドライバーとチーム代表者はスチュワードに召喚され、F1の競技規則で義務付けられているファンエンゲージメント活動に参加しなかった理由を問いただされた。

「FP1を走っていないから」は理由にならず

金曜のFP1でアストンは、レギュラードライバーに代えてジャック・クロフォードとキアン・シールズを起用した。そのためチームはアロンソとストロールに対し、当該イベントに出席する必要はなく、代わりに先の2名のドライバーが参加するなどと説明していた。

だが、スチュワードはこの説明を受け入れなかった。「こうした活動への参加が時として不都合であることは理解する」としつつも、「ファンこそがF1の核であり、その重要性をFIAが規則に明記している事実を重視する必要がある」と強調した。

さらに、FIAのメディア代表者から「多くのファンが炎天下の中で数時間にわたりドライバーの登場を楽しみに待っていた」との報告を受け、デレク・ワーウィックを含む4名のスチュワードは、「相当額の罰金」を科すべきだと判断した。

罰金総額は5万ユーロ、ただし執行猶予付き

裁定の結果、ドライバー1名につき2万5000ユーロの罰金がチームに科された。ただし、そのうちの1万5000ユーロについては、今後12ヶ月以内に同様の違反がなければ支払いが免除される執行猶予付きとなっている。

なお、この罰金による収益は、FIAの裁量により、この地域のファンがオフィシャルとして、あるいは「草の根的な競技」を通じてモータースポーツに関わることを奨励するために使用されるという。

キャップ配布にガレージツアー、豪華な「償い」

アストンは、単に罰金を支払うだけでなく、失望させたファンへの埋め合わせを行うことを提案し、スチュワードもこれを受け入れた。その内容はかなり手厚い。

チームは今週末のファンゾーンにあらためて参加するだけでなく、以下の「罪滅ぼし」を行うことを約束した。

  • ファンゾーンに参加し、アストンのウェアを着用しているすべてのファンに対し、サイン入りチームキャップをプレゼント
  • ファンの中から2名を選出し、ガレージツアーに招待。ガレージ内からのセッション見学に加え、両ドライバーとの写真撮影の機会を提供

金曜日に待ちぼうけを食らったファンにとっては災難だったが、その一部には、思いがけない幸運が巡ってくることになりそうだ。

F1アブダビGP特集