ジル・ビルヌーブ・サーキットを走行するルイス・ハミルトンのフェラーリSF-25、2025年6月15日(日) F1カナダGP決勝

F1オーストリアGP 2025 PU投入状況:3名が新たに降格リーチ

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国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる公式発表に基づき、2025年F1第11戦オーストリアGPにおける各ドライバーのパワーユニット(PU)投入状況をまとめる。本ページは必要に応じて随時更新される。

レッドブル・リンクは標高が高く、エンジン全開率の高いレイアウトで知られる。オープニングセッションに先立っては、ドライバーズランキング2位のランド・ノリス(マクラーレン)を含む5名が新たなコンポーネントを投入した。

中でも注目されるのは、3名のドライバーの一部コンポーネントが年間上限基数に達した点だ。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は今季2基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)を、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は同じく2基目のCEおよびES(バッテリー)を投入。一方、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は今季4基目のMGU-Kを開封し、いずれもあと1基でグリッド降格ペナルティが科される状況となった。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
ランド・ノリス 3
ルイス・ハミルトン 2
アンドレア・キミ・アントネッリ 2 2
ピエール・ガスリー 3 3 3 4 4
エステバン・オコン 3 3 3 3 4

V6ハイブリッド・ターボ導入12年目の2025年シーズンは、ICE、ターボ、MGU-HMGU-Kが年間に各4基まで、CE及びESが各2基まで、そしてエキゾーストが年間8セットまでに制限されており、超過する度にグリッド降格ペナルティが科される。

パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 1 1 2
L.ノリスNOR 2 2 2 2 1 1 3
フェラーリ C.ルクレールLEC 3 3 3 3 1 2 4
L.ハミルトンHAM 3 3 3 3 1 2 4
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 2 3 3 2 2 2 4
角田裕毅TSU 3 3 3 3 3 3 5
メルセデス G.ラッセルRUS 3 3 3 3 2 2 3
A.K.アントネッリANT 3 3 3 3 2 2 3
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 1 1 2
F.アロンソALO 3 3 3 3 2 2 3
アルピーヌ・ルノー P.ガスリーGAS 3 3 3 4 3 3 4
F.コラピントCOL 4 4 4 4 2 2 5
ハース・フェラーリ E.オコンOCN 3 3 3 3 1 1 4
O.ベアマンBEA 3 3 3 3 1 2 4
レーシングブルズ・ホンダRBPT I.ハジャーHAD 2 2 2 2 2 2 4
L.ローソンLAW 5 5 5 4 3 3 5
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 2 2 2 2 1 1 2
C.サインツSAI 2 2 2 2 1 1 2
ザウバー・フェラーリ N.ヒュルケンベルグHUL 2 2 2 2 1 1 2
G.ボルトレートBOR 2 2 2 2 1 1 2

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