F1ベルギーGP 2025 PU投入状況:首位マクラーレン勢が4基目エンジン、4台が降格リーチ

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国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる公式発表に基づき、2025年F1第13戦ベルギーGPにおける各ドライバーのパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。本ページは必要に応じて随時更新される。

コンストラクターズ選手権首位に立つマクラーレンの2台、そしてランス・ストロール(アストンマーチン)の計3台が、今季の年間使用上限にあたる4基目のICE(内燃エンジン)を開封。さらにガブリエル・ボルトレート(ザウバー)が今季2基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)に交換したことで、計4台が降格ペナルティまであと一歩に迫った。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
オスカー・ピアストリ 4 4 4 4 2 2
ランド・ノリス 4 4 4 4
ランス・ストロール 4 4 4 4
ガブリエル・ボルトレート 2

カレンダー屈指のエンジン全開率を誇るスパ・フランコルシャンでは、新品エンジンの投入によってパフォーマンス面での明確な恩恵が期待できる。実際、マクラーレンのオスカー・ピアストリは週末唯一のフリー走行で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.404秒差をつけ、タイムシートのトップに立った。

V6ハイブリッド・ターボ導入12年目の2025年シーズンは、ICE、ターボ、MGU-HMGU-Kが年間に各4基まで、CE及びESが各2基まで、そしてエキゾーストが年間8セットまでに制限されており、超過する度にグリッド降格ペナルティが科される。

パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 4 4 4 4 2 2 3
L.ノリスNOR 4 4 4 4 2 2 3
フェラーリ C.ルクレールLEC 4 4 4 4 2 2 5
L.ハミルトンHAM 4 4 4 4 2 2 5
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 3 3 3 3 2 2 5
角田裕毅TSU 4 4 4 4 3 3 6
メルセデス G.ラッセルRUS 4 4 4 4 2 2 3
A.K.アントネッリANT 4 4 4 4 2 2 3
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 4 4 4 4 2 2 3
F.アロンソALO 4 4 4 4 2 2 3
アルピーヌ・ルノー P.ガスリーGAS 3 3 3 4 3 3 4
F.コラピントCOL 5 5 5 5 3 3 6
ハース・フェラーリ E.オコンOCN 3 3 3 3 1 1 4
O.ベアマンBEA 4 4 4 4 1 2 5
レーシングブルズ・ホンダRBPT I.ハジャーHAD 3 3 3 3 2 2 5
L.ローソンLAW 5 5 5 4 3 3 6
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 3 3 3 3 1 1 3
C.サインツSAI 3 3 3 3 2 2 3
ザウバー・フェラーリ N.ヒュルケンベルグHUL 3 3 3 3 1 1 3
G.ボルトレートBOR 3 3 3 3 1 2 3

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