2024年F1アゼルバイジャンGP《予選》ハイライト動画:クラッシュの3台が挽回、アルボンに降りかかった奇妙な出来事
バクー市街地コースで行われた2024年FIA-F1世界選手権第17戦、F1アゼルバイジャンGP予選では、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が圧巻のトップタイムをマークし、前日のクラッシュを払拭して4年連続でポールポジションを獲得した。
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は2番手タイムを記録し、カルロス・サインツを抑えてフェラーリのフロントロー独占を阻止した。角田裕毅(RB)は12番手で予選を終えた。
予選:ハイライト動画
ランド・ノリス(マクラーレン)は、エステバン・オコン(アルピーヌ)が引き起こした黄旗に翻弄され17番手となり、まさかのQ1敗退を喫した。
インダクションポッド用の冷却ファンが付いたままコースに送り出されたアレックス・アルボン(ウィリアムズ)は、コックピットに座ったまま、自力でこれを取り外さなければならない珍しい事態に見舞われた。その結果、Q3最終ラップを走れず、10番手に留まった。
オリバー・ベアマン(ハース)はFP3でのクラッシュを経て、コンマ1秒及ばずQ3進出を逃したものの、経験豊富なチームメイトである14番手のニコ・ヒュルケンベルグをコンマ2秒上回り、11番手を記録した。
キャリア2戦目を迎えたフランコ・コラピント(ウィリアムズ)は、プラクティスでクラッシュを喫するミスがあったものの、見事にQ3進出を果たし、9番グリッドを獲得した。
FP3:ハイライト動画
エステバン・オコン(アルピーヌ)のセッションは早々に終了した。FP1でMGU-Hのトラブルに見舞われた後、再びERS系統の問題と思われるトラブルに直面し、計測ラップを走る前にコース上で車を停めた。
ケビン・マグヌッセンの代役を務めるベアマンは、残り27分のところでバリアに激突した。ターン1でブレーキングが遅れ、エスケープゾーンに飛び出したが、衝突を避けようとした判断が遅く、左フロントから壁にぶつかってしまった。「僕はなんてバカなんだ」「本当に申し訳ない」と、チームに謝罪した。
2024年F1アゼルバイジャンGP決勝レースは日本時間9月15日(日)20時にフォーメーションラップが開始され、1周6,003mのバクー市街地コースを51周する事でチャンピオンシップを争う。DAZNとフジテレビNEXTが生配信・生中継する。