自身に”責任”ありと角田裕毅、スピンを前にトラブル「SQ2にかなりの影響」14番手止まりに
6月28日(金)の2024 F1第11戦オーストリアGPスプリント予選で14番手に終わった角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、自身のミスによりダメージを負った結果、クルマのポテンシャルを最大限に引き出すことができなかったと肩を落とした。
角田裕毅はSQ1の最終ラップのターン9でリアを失い、派手なスピンを喫してタイムを更新できなかったが、それでも15番手ギリギリでSQ2に進出した。
1アタックのみで挑んだSQ2では、セクター1こそ最速通過のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と遜色ないペースを刻んだが、タイヤのオーバーヒートだろうか。残るセクターで遅れていき、コンマ2秒及ばず14番手でSQ2敗退に終わった。
接戦での14番手という結果について角田裕毅は「満足していません」と振り返った。
「SQ1の2回目の走行で最後のセクターでスピンしたことが、Q2の走行にかなりの影響を与えたのは確かだと思います」
「クルマにダメージがありましたし、ドライビングを適応させるという点でも理想的ではありませんでした。なので本当にガッカリしていますが、これは間違いなく僕の責任ですし、受け入れて前に進みたいと思います」
角田裕毅はFP1でステアリングコラムに違和感があると訴えていた。最終セクションでのスピンはこの問題の影響なのだろうか?
「違います。完全には分かりませんが、あの問題は解決したと思います」と角田裕毅は説明する。
「プッシュしすぎてターン7で限界を少し超えてしまい、縁石に乗り上げ際にフロアにダメージを負ったことが原因だと思います。スピンでフロアを壊したわけではありません」
「その結果、ダウンフォースが失われてしまったのが主な原因となり、コース外に飛び出してしまったのだと思います。ステアリングの問題ではないと思います」
2024年F1オーストリアGPスプリント予選でポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手ランド・ノリスを1000分の93秒差で退けた。3番手にはオスカー・ピアストリが続き、マクラーレン勢が背後につけた。
スプリントは日本時間6月29日(土)19時から、グランプリ予選は同23時から1時間に渡ってレッドブル・リンクで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。