レッドブルF1、”不誠実”を理由にホーナー告発女性を停職処分か
英「PA通信」によると、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーの「不適切な行為」を告発した女性従業員が停職処分となった。停職期間中の給与は支払われるものと見られる。
レッドブルの広報担当者はF1第2戦サウジアラビアGPの初日木曜、「内部の問題」を理由にコメントを拒否した。詳細は明らかでないが、一部報道によると「不誠実」であるというのが停職の理由と報じられている。
一連の問題は先月初旬に公となり、F1チームの親会社であるレッドブルGmbHは弁護士グループによる調査を経て、開幕バーレーンGPに先立ち従業員によるホーナーへの告発を退けたが、決定に関する詳しい説明や経緯、報告書の内容や弁護士の名前は公表されていない。
この問題に関する訴えが却下された翌日、証拠とされるメッセージを含む複数の文書が匿名の送信者によりリークされた。これらについてホーナーは先週末のバーレーンGPで、本物かどうかについて答えることを拒否した。
レッドブルに近い情報筋によるとレッドブルGmbH内部は本件を巡って意見が対立しているとされる。オリバー・ミンツラフを含むオーストリア側がホーナーの解雇を望む一方、51%の株式を持つチャルーム・ユーウィッタヤーはホーナーを支持していると見られている。
父親のヨス・フェルスタッペンがホーナーを「被害者ぶっている」と非難し、代表退任を要求した事について問われた息子のマックスは、「嘘をつく人じゃない」としたうえで、「僕としては、どちらの側(ヨスの側かホーナーの側か)にいるかは問題じゃないんだ。もちろん、息子である僕が父さんと別の側にいるのであればそれは奇妙な事ではあるけど、僕としてはただ、パフォーマンス面に集中したいだけだ」と付け加えた。
日付 | 概要 | 詳細 |
---|---|---|
2月5日 | 告発を受けレッドブルが調査開始を発表 | URL |
2月6日 | 告発者は女性従業員との報道 | URL |
2月9日 | 弁護士による8時間に聴取も未決着 | URL |
2月15日 | ホーナー、不和説や権力闘争を否定 | URL |
2月16日 | 蘭紙がセクハラ・和解提案疑惑を報道 | URL |
2月18日 | F1が声明を発表 | URL |
2月25日 | フォードが不満を表明 | URL |
2月28日 | レッドブルがホーナー続投を発表 | URL |
2月29日 | ホーナー、バーレーンで結束を強調 | URL |
証拠リーク騒動 | URL | |
ウォルフとブラウン…F1とFIAに介入要求 | URL | |
3月1日 | FIA会長がホーナー騒動に言及 | URL |
ヨスがホーナー退任を要求 | URL | |
ヨスがウォルフと、FIA会長がフェルスタッペンと接触 | URL | |
3月6日 | ホーナー、F1誌に記事削除を要求 | URL |
3月7日 | ヨスの対応にフェルスタッペンが反応 | URL |
レッドブル、ホーナー告発女性を停職処分 | URL |