フェルスタッペン「かなりウケた!(笑」鈴鹿でのチャンピオン獲得の自覚なく、ポイント配分巡り混乱
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は雨の鈴鹿でトップチェッカーを受けた時点ではチャンピオン獲得の自覚はなく、ルール解釈を巡って混乱の末に今年の選手権が決まった事を楽しんだようだ。
多くの識者が疑問を投げかける中で最終的にタイトルを手にした気分はどうかと問われたフェルスタッペンは「正直なところ少し混乱があった事について気にしてないし、むしろかなりウケたよ!(笑」と答えた。
「だって結局は変わらないんでしょ?リザルトは?」
「フィニッシュラインを越えた時はタイトルを勝ち取れたとは思ってなかったんだ。フルポイントを獲得できるかどうかも分からなかったからね。でも最高の一日になった」
表彰台セレモニー前のクールダウンルームで2位フィニッシュのチームメイト、セルジオ・ペレスが「結局、チャンピオン取れたの?取れなかったの?」とつぶやくと、フェルスタッペンは「取れてないよ(笑」と答えていた。
国際放送でフェルスタッペンのチャンピオン獲得が報じられる一方、各国のF1ジャーナリスト、チーム、ドライバー、つまりFIA以外の非常に多くの関係者がタイトル持ち越しを予想していた。
それは規定周回数を満たさずにレースが終了したためで、ポイント減額ルール適応の対象になると思われたためだが、実際に減額となるのはレースが”途中終了”となった場合であったため、フェルスタッペンにはフルポイントが与えられた。
日本で勝ち取れるなんて本当にスペシャル
マックス・フェルスタッペン決勝: 1位 / グリッド: 1番手
クレイジーだよ!日本で勝ち取れるなんて本当にスペシャルだ。ここで成し遂げられたことを心から誇りに思う。
チェッカーを受けたときは、自分が世界チャンピオンだということが分かってなくて、かなり混乱があったけど、それが結構面白かった。
初めてチャンピオンになった時はすごく感動的だったけど、今回はそれとはかなり違っていて、これまでのシーズンを思うと、なんだかもっと美しいもののように感じられた。
チームワークは信じられないほど素晴らしかった。僕らはプッシュし続け、信じ続け、マシンを改善し続けてきた。
チームとしてミスを冒す事はほとんどなかった。完璧ということはありえないけれど、ほとんどのレースでそれに近い結果を残すことができた。
ホンダと一緒に仕事ができて最高だった。もちろんサーキットにいるチームスタッフやファクトリーの皆、そしてレッドブルパワートレイン部門に貢献してくれてるすべての人たちに感謝してる。
誰もが高いモチベーションを持って全力で取り組んでくれた。チェコは最高のチームメイトだ。
あとはコンストラクターズ選手権に全力を注いでいく。オースティンで何ができるか楽しみだ。
10月9日(日)に鈴鹿サーキットで行われた2022年F1第18戦日本グランプリレースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季12勝目と共に自身2度目のチャンピオン獲得を成し遂げた。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台とする次戦アメリカGPは10月22日のフリー走行1で幕を開ける。レッドブル・レーシングはコンストラクターズ選手権制覇を懸けて臨むことになる。